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代田橋駅前通りで個性豊かな飲食店をめぐる飲み歩きコース

はしご酒

代田橋駅前通りで個性豊かな飲食店をめぐる飲み歩きコース

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今回は「代田橋駅」そばの駅前通りにある個性豊かな飲食店を飲み歩きながら、それぞれのお店を満喫してみたいと思います。 まず、駅のすぐそばにある新しい立ち飲み居酒屋「SAKASA 代田橋」で立ち飲みの手軽さ・楽しさを体験し、次に昔ながらの佇まいで大山地鶏を使用した焼き鳥が名物の「鶏々舎(ととや) 代田橋店」で料理とお酒をじっくりと味わい、最後は趣向を変えてエスニックな雰囲気が楽しめる「アジアン屋台 チャオサイゴンパリバール 代田橋店」でアジア料理と現地のビールで〆るコースです。 さっそく行ってみましょう。

夕方 からスタート!

Good Evening!
Good Evening!

01

【17:30】「代田橋駅」スタート

【17:30】「代田橋駅」スタート
代田橋駅

京王線「代田橋駅」は各駅停車が停まる駅で、「新宿駅」から6分程で到着します。 駅の周辺には個性豊かな飲食店やサービス業、スーパー等の小売店が並び、駅のすぐそばには玉川上水が線路をくぐる形で流れていて、川沿いの側道では豊かな自然が楽しめます。 駅から数分歩けば甲州街道(国道20号)や環七通り、井の頭通りが通っています。特に、駅の南側に位置する井の頭通り周辺は、京王線の立体化工事と合わせて道路の整備などが進み、より整然とした街並みに変わりつつあります。 今日のおでかけはここからスタートします。

駅の南口を背にして、目の前の道路の左方向を向くと、商店街のゲートが出迎えてくれます。 まずは、この道を進んでいきます。

02

【17:40】立ち飲み居酒屋「SAKASA 代田橋」で乾杯!

【17:40】立ち飲み居酒屋「SAKASA 代田橋」で乾杯!
SAKASA代田橋

「SAKASA 代田橋」は2019年にオープンした比較的新しい立ち飲み屋さんです。 店内はカウンター越しに立ち飲みをする形式で6~7人程度で満席になるスペースです。 入店後、店名(SAKASA)の由来をマスターに聞いたのですが、オープン当初は、千歳烏山と三鷹台にある系列店同様、お酒の瓶を上下″逆さま”に固定し、オーダーに応じてスピーディーに注げるようにしていたからだそうです。代田橋のお店はキャパが小さく普通の形態でも大丈夫なので現在のようにボトルを棚に置くスタイルになりました。 代田橋駅からはとても近く、南口からですと徒歩で20秒程です。

店頭にはベンチとテーブルがあり、外でもお酒を楽しめます。 今日はまだ少々寒いので、店内に入ることにしましょう。
店内に入ると、気さくなマスターが「いらっしゃいませー」と出迎えてくれます。 カウンター越しに立って、まず目に入るのが正面奥のラックに並ぶ、多くのお酒。麦、芋、黒糖などと書いてあるので、どうやら焼酎のボトルのようです。 手前のカウンターにも多くのお酒やおつまみが置いてあります。
何を頼むかメニューを見ながら迷っていると、聞きなれないお酒の名前が目につきました。 「カルダモンウォッカソーダ」(500円税込)。 かなり多くの種類のお酒を飲んできたほうですが、これは飲んだことはない。せっかくだからこれを頼んでみました。 カウンターに置いてある大きな瓶にウォッカにカルダモンという香辛料をそのまま漬け込んだ、お店オリジナルの原液があります。これをソーダで割ったものを出してもらえました。 (写真左。右側はジンベースのオリジナル酒。) 思ったほどクセがなく、ソーダのさわやかさがベースにあり、カルダモンの微かな苦さとアルコール由来の甘さが程よいバランスです。これはヒット。 「ここでしかいただけないモノ」ってありがたい気持ちになりますよね。
おつまみのメニューを見ると、どれもお酒に合いそうなのですが、ウォッカソーダと今日の気分に合いそうな「豚肉のリエット(クラッカー付)」(500円税込)をチョイス。 ペースト状のリエットを自分でクラッカーに塗り、これをいただきます。 豚肉の塩気がお酒にとてもよく合います。
マスターとお酒や料理、よく来るお客さんのタイプなど色々と話しているうちに途中から常連さんも加わってお話も更にはずみます。 ディープな雰囲気のお店が多い代田橋にあって、ここ「SAKASA」は、明るい店内が外からも見えるので、初めてのお客さんも入りやすいと好評とのことです。 さて、もう一杯、ドリンクを追加しました。先ほどのラックの中段に紺色のボトルが並んでいますが、芋焼酎だそうです。他に麦、黒糖の焼酎があり、いずれも東京では手に入りにくい銘柄とのこと。 これは、鹿児島の酒蔵とネットワークがあり、独自に仕入れているから可能なのだとか。 ありがたく注文。「芋焼酎ロック」(500円税込)。 お、これは芋焼酎としてはとてもさわやか!
焼酎のアテには「スモークアタリメ」(300円税込)を注文。 噛むほどに旨味が染み出してきて、これまた焼酎のよきパートナーです。 さて、ゆっくりお酒、料理、お話を楽しみましたので、次のお店に向かうことにしましょう。

03

【18:40】「鶏々舎 代田橋店」で焼き鳥を食べる

【18:40】「鶏々舎 代田橋店」で焼き鳥を食べる
鶏々舎 代田橋店

次に行く「鶏々舎(ととや) 代田橋店」は、大山地鶏を使用した焼き鳥のお店。古民家風の大衆居酒屋で、店内にはカウンター席とテーブル席があるので、一人でもグループでも楽しめる店です。 焼き鳥の他にも多くの一品料理や鍋料理、デザートなどもあるので、好みに合わせて楽しめます。 「SAKASA 代田橋」から徒歩で1分程です。

店頭には臼が置いてあったり、店内も写真のような太い木の柱があったり、全体として古民家風の雰囲気です。 テーブル席には友人連れらしきグループが二組ほど、また、カウンター席には静かにお酒を飲んでいる人が一人。 今日は一人なので、コの字型のカウンター席に座ることにします。
まずは「生ビール中」(495円税込)から。 この日は店員さんはカウンターの中の店主らしき人、お一人だけなので、直接声をかけてオーダーします。 先ほどのお店で少し飲んではいますが、改めて飲む最初の一杯目はやはり旨い!これが飲み歩きの醍醐味だと思います! いっしょに出てきたお通しの味噌付キャベツもとても甘くておいしいです。
生ビールと同時に頼んだのは、このお店でのメインになる焼き鳥です。 串物はとても多くの種類があるのですが、初めて来る店ですのでオーソドックスなものを頼みました。 写真左から、「とりかわ」「ねぎま」「れば」(それぞれ132円税込)と、「梅しそ焼」(220円税込)です。 お店で食べる焼きたての焼き鳥は格別です。まして、お酒と合わせられるなんて、言うことなし。 お店の古風な雰囲気も相まって、しっぽりした気分でいただけます。
ここで、最初にお通しで食べたキャベツがおいしかったせいか、アクセントを付けるのに野菜が欲しくなり「パリパリピーマン」(220円税込)を追加。 適度な苦みがビールにも合うかな、くらいのつもりで頼んだのですが、想像以上に甘くてみずみずしいピーマンでした。
相変わらず店内では、グループのお客さんは和気あいあいと、カウンターの一人のお客さんはゆっくりとお酒を飲んでいます。 自分も一人ではありますが、料理のおいしさにオーダーのテンポが加速してきました。 ドリンクの追加は、「日本酒1合(豪快)」(275円税込)を常温でオーダー。
日本酒と合わせるのは「ホタテバター」(440円税込)。 ホタテの身はもちろん、貝殻にたまった、ホタテのエキスと熱いバターが混ざった汁が激ウマで、どのお酒にもよく合うと思います。 このお店は料理の種類も多く、鍋料理なども次回いただいてみたいメニューだなと思いました。 では、最後のお店に向かうことにします。

04

【20:00】「アジアン屋台 チャオサイゴンパリバール 代田橋店」でアジア料理とクラフトビールで〆る

【20:00】「アジアン屋台 チャオサイゴンパリバール 代田橋店」でアジア料理とクラフトビールで〆る
アジアン屋台 チャオサイゴンパリバール 代⽥橋店

今日最後のお店、「アジアン屋台 チャオサイゴンパリバール 代田橋店」は、本格的なアジア料理を各国のドリンクと楽しめるお店です。 メニューには、東南アジアから南アジアまで多くの国の料理があります。また、お酒、ソフトドリンクともに現地で飲まれているものが多く、こちらも楽しみです。 場所は、前の2店とは逆に線路の北側になりますので「鶏々舎 代田橋店」から徒歩で3分程かかります。 店舗は建物の2階にあります。入口にはとても分かりやすい看板が複数あるので場所に迷うことはないと思います。階段を上がって店のドアを開けて入っていきます。

まずはアジアのビールを頼もうとしましたが、メニューには、日本、中国、東南アジア、南アジア、欧州、米国、中南米など、文字どおり世界中のビールがありました。 エスニックな雰囲気を味わおうと決めてきたので、インドネシアの「ビンタンビール」(770円税込)を頼んでみました。初めて飲む銘柄です。 日本のナショナルブランドのビールに比べ、少しだけ甘味・フルーティな香りが高いのでエスニック料理には合いそうです。
料理は、本当に種類が多いのですが、メニューの記載が種類ごとの分類になっているので分かりやすいです。 まず、サラダ、炒め物、揚げ物という大ぐくりで頼む3品を決めて、その中から個別に選んでみました。 サラダは、「パパイヤサラダSサイズ」(660円税込)をオーダー。 パパイヤのフルーティさに、少し酸っぱい香りもして、日本のサラダとはだいぶ異なります。
こちらは、「ジャガイモとオクラの炒め」(390円税込)。 さほど辛くはなく、「甘辛風」といったところの風味です。 ジャガイモとオクラが程よく炒められているので、ネットリしていますが、ベシャっとはせず、かつ柔らかな程よい食感です。味も濃いめで、満足です。 これを口にしたところで、ビールとは違ったお酒も欲しくなりました。
料理の3品目は「海老とすり身の揚げ」(990円税込)。 日本のコロッケやメンチカツとは異なり、海老がベース。どんな味わいか楽しみです。
切って断面を見ると、海老のすり身の色が鮮やか! こんがりとした揚げたての香りと、ふっくら・しつこくない海老の味わいに満足。
続いて、メニューを見てタイの焼酎との説明があった「モンサイヤム」(660円税込)を頼んでみました。蒸留酒なら炒め物や揚げ物にも負けない強さがあると期待して。 飲んでみると、ジャスミンライスの香りと、少しねっとりした栗のような香りがします。口中に広がる香りと味が絶妙。今日はロックでいただきましたが、機会があればストレートやソーダ割りも試してみたいです。 3軒全てでお酒を飲んだので、心地よい酔いがかなりまわってきました。 今日はこのへんで〆ることにしましょう。 いやぁ、世界にはまだまだ知らないお酒があるんですね、良い経験をしました。

05

【21:30】「代田橋駅」ゴール

【21:30】「代田橋駅」ゴール
代田橋駅

「代田橋駅」に戻ってきました。「アジアン屋台 チャオサイゴンパリバール 代田橋店」からは徒歩2分程です。 今日は、駅前通りにある飲食店を飲み歩いてきました。 いずれのお店も、季節ごとの良さを出せるので、これから暖かくなっても旬の味を楽しめることと思います。駅からすぐ近くというのも魅力ですね。 ぜひ、足を運んでみてください。 ※このコースは2023年2月11日に行ってきました。