
文化・歴史
高幡不動駅周辺で、新選組 土方歳三ゆかりの地を巡るコース
新選組ファンである私が、「高幡不動駅」を起点とした土方歳三ゆかりの地を巡ります! 幕末の志士のひとり、鬼の副長と言われた新選組の土方歳三(以下「歳三」)は、東京は日野の農家の出身。農民の子だった歳三は、歴史に名を残すまでの武士となり、またその類まれなるルックスから当時の女性にモテモテ、そして現代においても女性ファンが多いという(かくいう私もそのひとり)。 そんな歳三のお墓がある「石田寺(せきでんじ)」、当時の土方家や歳三ゆかりの貴重な品を展示する「土方歳三資料館」を巡り、ランチは「たまの里」でしっかりといただきます!そして最後は歳三の菩提寺として知られる「高幡山明王院金剛寺」(通称「高幡不動尊」)へ。当時に思いを馳せながら巡る歴史散策コースにさっそく出発しましょう!
昼 からスタート!
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【11:30】「高幡不動駅」からスタート

「新宿駅」から特急で30分程とアクセスの良い「高幡不動駅」。 高幡不動駅は、京王線(本線)の他に動物園線も乗り入れています。 高幡不動駅の改札は一つなので迷うことはありません。

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【11:50】「石田寺」を参拝

日野市石田にある「石田寺(せきでんじ)」。このあたりはもともと石田村(いしだむら)という農村でした。 土方家の墓所であり、歳三のお墓があることで有名なので、新選組ファンには外せないスポットです。とはいえ、土方家先祖代々の方々が眠られている場所ですので、マナーを守って参拝しましょう。 後述する「土方歳三資料館」配布のパンフレットによると「歳三の生家は元々、土方家の墓所である石田寺の直ぐ北側にある『稲荷森(とうかんもり)』の東後方にありましたが、歳三が十二歳の弘化三年、多摩川の出水により一部が流され、残った母屋等を移築」とあるので歳三は幼少の頃、このあたりに住んでいたのですね!








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【12:15】「土方歳三資料館」にて展示を見学

「土方歳三資料館」は、歳三の生家を建て替え、敷地の一部を資料館として子孫の方が運営されています。 歳三の遺品や土方家ゆかりの貴重な品々が展示されており、広くはないスペースながら見ごたえ十分です。 入館料は、大人:500円、小・中学生:300円です。 開館日が限られていますので、おでかけの際は公式HPやTwitter等で必ず確認してくださいね!









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【13:10】京王高幡SC内「たまの里」でランチ

高幡不動駅まで戻り、駅に併設されている「京王高幡SC」3階の「たまの里」でランチ。 地域密着型のお食事処で、蕎麦やうどん、定食、丼ものをいただけます。 夜は居酒屋としての利用もOK!営業時間は、平日・土曜が11:00~23:00、日・祝日が11:00~21:00です。※新型コロナウイルスの感染拡大状況によって営業時間が変更する場合があります。




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【14:00】「高幡不動尊」を参拝

正式名称は「真言宗智山派別格本山 高幡山明王院金剛寺」、通称「高幡不動尊」として親しまれ、関東三大不動(「成田山 新勝寺」、「高幡山明王院金剛寺」、「不動ヶ岡不動尊 總願寺」または「高山不動尊 常楽院」など諸説あり)に挙げられます。 高幡不動尊は歳三の菩提寺で、境内には歳三の銅像や、近藤勇・土方歳三の功績を称える石碑があるほか、大日堂には、歳三の位牌や書簡など数多くの新選組に関する資料が展示されています。









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【14:30】「高幡不動駅」にゴール!

「高幡不動駅」に到着です。 今回のコースは、高幡不動駅を起点として、石田寺、土方歳三資料館、高幡不動尊の土方歳三ゆかりの地を巡りました。 幕末の激動に散っていった若き志士。農家の出でありながら志を高く持ち続け、武士として歴史に名を残すまでに至った土方歳三。 旧幕府軍は新政府軍に敗北しましたが、これまでの歴史の一つでも違っていたら、今と同じ未来はなかったのだと歴史の数珠つなぎを感じながらまわりました。 歴史の教科書に掲載されていると遥か遠い昔のことのように思いますが、幕末~明治頃の出来事は祖父母の祖父母くらいの話ですから、わずかながらつながっているような不思議な感覚があります。 歳三の出身地、高幡不動駅がある日野市には、土方歳三をはじめ新選組に関する資料館などゆかりのスポットがまだまだたくさんあります。幕末の動乱に思いを馳せながらぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。 ※このコースは、2022年1月16日に行ってきました。