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高幡不動尊金剛寺の「萬燈会」と「たかはたもみじ灯路」で幻想的な秋の夜を楽しむおでかけコース

イベント

高幡不動尊金剛寺の「萬燈会」と「たかはたもみじ灯路」で幻想的な秋の夜を楽しむおでかけコース

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毎年11月22日、23日に行われる晩秋の行事「高幡不動尊金剛寺」の「萬燈会(まんどうえ)」と「たかはたもみじ灯路」。今年は雨のため「たかはたもみじ灯路」は11月24日に開催となり、三夜に渡って高幡不動の街が灯に包まれました。私たちは、まず23日に「高幡不動尊金剛寺」に向かい「もみじまつり」でライトアップされた境内と灯籠が灯る「萬燈会」を楽しみます。雨の中にしっとりと浮かび上がる不動尊にお参りした後、門前町にある「手打ちうどん 咲楽(さくら)」で温かいうどんを頂きます。24日は「たかはたもみじ灯路」を見学、灯篭に飾り付けをするワークショップにも参加して、日本文化に親しみます。それでは幻想的な秋の夜を楽しみに行ってみましょう!

夕方 からスタート!

Good Evening!
Good Evening!

01

【16:50】「高幡不動駅」からスタート

【16:50】「高幡不動駅」からスタート
高幡不動駅

京王線「高幡不動駅」は、特急から各駅停車まで全ての種別の電車が停車する駅。駅名の通り「高幡不動尊金剛寺」の最寄駅です。新宿からは特急で約30分。駅は小さな子ども連れからお年寄りまで、誰が利用しても便利なように北口・南口どちらにもエスカレーター・エレベーターがあります。

02

【17:00】「高幡不動尊金剛寺」の大法要「萬燈会」を鑑賞する

【17:00】「高幡不動尊金剛寺」の大法要「萬燈会」を鑑賞する
高幡山明王院金剛寺(高幡不動尊)

「高幡不動駅」南口から徒歩で約3分と近い「高幡不動尊金剛寺」。関東三大不動尊のひとつで、今日はこのお寺の年中行事である「萬燈会(まんどうえ)」にやって来ました。「萬燈会」とは、例年11月22日、23日に執り行われる大法要。燈火を供えて供養します。この日は境内の五重塔や、門前町にもたくさんの灯明や提灯(ちょうちん)が灯され、高幡不動駅周辺は幻想的な街並みになります。

仁王門に到着です。 「仁王門にも提灯が灯されてる!」 駅から伸びる参道から、雨の向こうに五重塔がライトアップされているのは見えていましたが、こちらにも灯が灯されているとは気づきませんでした。 夜の仁王門をくぐるのは、初詣ぐらいの私たち。厳格な気持ちになります。
遠目に見ていた、夜に浮かび上がる五重塔。近くまで来て分かりましたが、周りに灯篭、提灯、そしてロウソクまで灯されています。 また塔下には池があり、ぐるっと塔を囲んでいました。 今日は残念なことに雨に降られてしまったので、ロウソクが点けられてもすぐに消え、ロウソクに囲まれた五重塔は見られませんでした。 雨でなければ、写真の灯り以外にロウソク、そして塔下の池に浮燈明が灯されるそうです。
「萬燈会」では、僧侶が最初に五重塔地下塔院でお経をあげます。
この日の法要は、高幡不動尊の僧侶がお参りに来られた方や、お供えされた方の七難即滅・七福即生(しちふくそくしょう)をお祈りしてくださるという内容。 また、ご先祖の冥福をお祈りするお経も唱えられ、供養のための灯りと合わせて、なんとも幽玄な世界を見た気がしました。
「灯篭、一つひとつに歌が詠まれているね」 歌の内容までは分かりませんでしたが、願いが込められて灯されていることが伝わってきます。 また、もみじまつりも開催されている境内の紅葉がなんとも素晴らしい! 雨に濡れたもみじも格別でした。
名残り惜しく、振り返って見てしまいます。 「素敵だね、雨の風景も」
どうしてもお腹が空いたという娘に、境内の売店で名物の「高幡まんじゅう」120円(税込)を購入しました。 雨に濡れないところで頂き、ほんのりとした甘さに寒さも吹き飛んだようでした。

03

【18:00】「手打ちうどん 咲楽」のうどんで温まる

【18:00】「手打ちうどん 咲楽」のうどんで温まる
手打ちうどん 咲楽

「手打ちうどん 咲楽(さくら)」は、高幡不動尊の門前町にあり、仁王門から徒歩で約1分。赤い暖簾が目印です。美味しくて良心的なお値段なので、普段から人気のうどん屋さんですが、寒いこの季節はさらに賑わっているようでした。

店内に入ると、茹で上がる蒸気とうどんのいい香り! そして、入ってすぐのところにおでんが! 「おでんもひとつ、つまもうかな?」
「おうどん、今日は温かいのがいいよね?」 と娘に聞くと、「ざるうどんがいい!」との返事。
ざるうどん好きの娘ですが、今日だけは温かいうどんを食べて!と説得して、「正油うどん(温)」400円(税別)をお願いしました。 麺の量が多いと評判なので、ひとつをシェアし、私はおでんの「大根」120円(税別)を注文。
うどんには、テーブルの上に置いてあるフリーの「天かす」と「すりごま」もたっぷりとかけて頂きました! 「麺の量、やっぱり多かったね。美味しくてお腹いっぱいだね!」 うどんは手打ちのもちもち感が、特に美味でした。
店内にはお酒の酒類も多く、キープされたボトルもあり、居酒屋としても繁盛しているようでした。

04

【17:00】「たかはたもみじ灯路」を楽しむ

【17:00】「たかはたもみじ灯路」を楽しむ
高幡不動

さて、昨日は雨で中止となってしまった「たかはたもみじ灯路」。24日は雨も止み、開催となりました!「たかはたもみじ灯路」は、高幡不動尊の「萬燈会」ともに門前町を約3000の灯篭で灯す催しです。この日は外灯やお店の照明も控えめとなります。この催しは、周辺の商店が中心となった「日野市まちおこし連絡協議会」によるもの。

暮れゆく街に灯る灯篭。とても幻想的です。 路上に置かれる灯篭の灯りは優しい色合い。
この日は「高幡不動尊金剛寺」の境内にも灯篭が飾られていました!
中には「切り絵灯篭」の「夢灯りコンテスト」に出展のものもありました。 「牛乳パックで作られているんだって。岩手県の宮古市発祥っていうのも初めて知った」

05

【18:00】「たかはたもみじ灯路」で灯篭のワークショップに参加

【18:00】「たかはたもみじ灯路」で灯篭のワークショップに参加
たかはたもみじ灯路

「たかはたもみじ灯路」では灯篭の展示のほかに屋台やミニコンサートなど、いろんな催しがありますが、今日は子どもが喜びそうな灯篭に飾り付けをするワークショップに参加します。参加料金はひとり、500円(税込)です。 「高幡不動尊」は土方歳三の菩提樹でもあることから、土方歳三の記念シールも灯篭に貼れるようにたくさん用意されていました。

まずは、本部に行って受付を済ませます。 本部は「不動せんべい開運堂」の横にありました。
可愛いシールや、マジック、本物の紅葉で灯篭を飾り付けます。 紅葉の枝も用意されていて、「自由に紅葉を取ってくださいね」と係りの方に説明していただきました。 できあがった灯篭は、持って帰ることができます。
灯路で見かけた、子どもが作成したと思われる灯篭。 今年(2019年)で第14回目を迎える「たかはたもみじ灯路」。 これからも、普段とは違う優しい灯りで街を包むこのイベントが続いて欲しいと思いました。

06

【18:50】「高幡不動駅」にゴール

【18:50】「高幡不動駅」にゴール
高幡不動駅

高幡不動駅に戻って来ました。今夜は普段の駅周辺と違って、高幡不動尊や門前町は灯火で満たされ幻想的でした。寒い季節なので、「手打ちうどん 咲楽」の温かいうどんもおすすめですよ。みなさんも、晩秋の一夜を楽しみにぜひおでかけくださいね。 ※このコースは2019年11月23日、24日に行って来ました