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「世田谷文学館」で作家の作品に触れて、おしゃれカフェをはしごするコース

アート・芸術

「世田谷文学館」で作家の作品に触れて、おしゃれカフェをはしごするコース

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今日は友人と「世田谷文学館」におでかけです!緑に囲まれた素敵な場所にあるこの施設は、京王線「芦花公園駅」から歩いてすぐのところにあります。まずはランチを「喫茶三月」で食べて「世田谷文学館」へ。企画展とコレクション展を楽しんだら、館内の「喫茶どんぐり」でカフェタイム。庭の緑を眺めながら今日のできごとを振り返ってのんびりしたら、芦花公園駅に戻ります。 それではおでかけに出発しましょう!

昼 からスタート!

Good Afternoon!
Good Afternoon!

01

【12:30】「芦花公園駅」からスタート

【12:30】「芦花公園駅」からスタート
芦花公園駅

京王線「芦花公園駅」は各駅停車のみが停車します。新宿駅からは各駅停車で約18分とアクセスが良く、駅周辺は閑静な住宅街が広がっています。 改札はひとつで、出口は北口と南口があります。 今日は目指すカフェに近い北口からスタートです。

02

【12:40】「喫茶三月」で陽だまりランチ

【12:40】「喫茶三月」で陽だまりランチ
喫茶 三月

「喫茶三月」は、旧甲州街道沿いにひっそりと佇むカフェ。窓に書かれた店名の字体から、昔ながらの喫茶店らしいカフェを想像して入店します。店頭にあるメニューから、トーストを中心とした軽食メニューが充実しているようなので、軽く食事をすることにしました。 「芦花公園駅」からは徒歩で約3分です。

店内はスッキリとした印象です。 天井が高く、照明がアクセントになっているので、昔の喫茶店のようなテーブルにソファが配置されていますが、洗練されたイメージ。 カフェでは時々、フリーマーケットなどのイベントも開催されるそう。
特に気になったのは、こちらの真空アンプ。 音量は決して大きくないのですが、それが返って心地良く感じます。 音が良いのも、この真空アンプのおかげではないでしょうか。 私は窓側の席に座りました。
トーストは、シンプルなバタートーストから、具沢山のサンドイッチまでかなりのラインナップ。 その中でも気になった「3種トースト」をセレクトしました。 どんな3種なんだろう??と期待は膨らみます。 オーダーはドリンクとセットになった「3種トーストセット」850円(税込)。 ドリンクは温かい紅茶をお願いしました。
まもなくトーストが登場!なんて美味しそうなんでしょう! そして、この1枚で食事もデザートも食べられるなんて、感動です。 シャカシャカと、先ほどキッチンから聞こえてきたのは、きっと、この生クリームを作られていたんですね。 思ったよりも時間がかかってから、こちらのトーストが登場したので、その理由が分かりました。 こちらの3種類のトースト、左から卵、バター、あんこ&生クリームの順番でいただきました!どれも美味しく、3つのバランスがとても良かったです!

03

【13:50】「世田谷文学館」で作品と共に楽しいひとときを過ごす

【13:50】「世田谷文学館」で作品と共に楽しいひとときを過ごす
世田谷文学館

「喫茶三月」から駅を越えて、徒歩10分ほどで「世田谷文学館」に到着です。今日は、友人とこちらの入り口で待ち合わせです。訪れた日は、人気の企画展「原田治 展 『かわいい』の発見」が開催されていました。 平日というのに、入ってすぐのミュージアムショップには行列が!びっくりしました。

緑いっぱいの場所にある「世田谷文学館」は、東京23区の中で初の「地域総合文学館」です。 「文学を体験する」がコンセプトになっていて、展示内容は狭義の意味での「文学」だけに拘らず、美術・音楽・映画や演劇まで、幅広く取り扱っています。 最初に企画展から鑑賞し、当文学館のコレクション展を鑑賞しようと思います。
1階の入り口正面にあるカウンターで企画展「原田治 展 『かわいい』の発見」のチケット800円(税込)を購入します。 企画展の観覧料は企画によって違うとのことでした。 また、こちらのチケットで、コレクション展も見ることができます。 コレクション展だけの観覧料もあり、200円(税込)になっています。 企画展の入り口は2階です!
「わぁ、懐かしいね、この女の子。女子校時代、ステーショナリーや、バッグ、ちょっとした小物、全部揃えたな〜」 友人も私も同世代。昔を思い出して、くすぐったくなるような気持ちでした。 こちらのポストカードも作品の一つ。どれもこれも、展示のほとんどが撮影できるので、シャッター音が鳴り止まない展示会場。 友人も一眼レフを持ち込んで、真剣に撮影を楽しんでいました。
こちらは、原田治さんの作品の数々。 よく見ると、かなりのイラストがすべて形あるグッズになっています。 小さな子どもと一緒に来ている方も多く、子どもが 「あのぬいぐるみ、ほしい!」 と指差していました。
そしてもっとも驚いた身近な作品は、カルビーのポテトチップスです! 「世代を超えて、愛されているんだね」 大人から子どもまで楽しめる展示。そして、堅苦しい雰囲気のない展示会場を提供しているところが「世田谷文学館」の良いところだと思いました。
コレクション展は1階の奥で開催中。 こちらは主として、世田谷区にゆかりある明治以降の文学者や、文学に関する展示を行っているとのことでした。
コレクション展の隣は「ほんとわ」というライブラリーコーナーです。本の貸出は行っていません。 特に小さな子ども連れでも気軽に立ち寄れる工夫がされていて、靴脱ぎエリアや授乳室までありました。 蔵書は絵本から児童文学、大人でも楽しめる文学などが揃っています。 こちらの窓から見える景色は、緑が素晴らしく、 「こんな環境の中で子育てできたら、幸せそうだね」 そんな言葉が出てくるようなライブラリーでした。

04

【15:00】「世田谷文学館」館内の「喫茶どんぐり」でカフェタイム

【15:00】「世田谷文学館」館内の「喫茶どんぐり」でカフェタイム
喫茶どんぐり

「喫茶どんぐり」は「世田谷文学館」1階にある喫茶スペースです。こちらはどなたでも(企画展などを閲覧しなくても)利用できる、市民の憩いの場所。 もちろん、鑑賞後の休憩場所としてもおすすめです。 緑あふれる「世田谷文学館」ならではの空間で、中庭を眺めながらゆっくりと過ごしましょう!

こちらが入り口です。 看板を見て、友人は、本日おすすめの「リンゴと桃のケーキセット」600円(税込)を食べたい!と張り切っていました。 こちらはコーヒーか紅茶のドリンクがついています。
喫茶スペースの真ん中には緑があり、それを囲むようにカウンター席が配置されています。 「ひとりで来ても、気持ちいい時間を過ごせそうだね」 文学館の館内ということもあって、大声で騒いでるような方はいませんでした。
喫茶スペースには、なんと着ぐるみのゴジラがいて、意外な配置に大笑い。 ゴジラ近くのテーブルには、子ども連れのお客さんが座っていて、興味深くゴジラを見ていましたよ。 そんな光景も微笑ましい、ゆったりとした時間が流れる「喫茶どんぐり」です。
私は「ハーブティー(カモミール&レモングラス)」350円(税込)にしました。 メニューには、スパゲティーやピラフといった軽食もあり、企画展によっては、展示会に合わせたメニューも用意されるとのこと。 時期によって、違うメニューが楽しめる点もいいですね。
喫茶スペースの横には池もあり、緩やかな流れが見えています。 とても心地よい時間を鑑賞後も過ごすことができ、私も友人も満足してお店を後にしました。

05

【16:30】「芦花公園駅」にゴール

【16:30】「芦花公園駅」にゴール
芦花公園駅

「世田谷文学館」から閑静な住宅街を抜け、「芦花公園駅」まで徒歩10分ほどで戻ってきました。 今日はゆったりとした時間を過ごせました。鑑賞タイムもカフェタイムも、日常を忘れて休むことに集中できた気がします。 また「芦花公園駅」の周辺は緑が多く、落ち着きある街並みが広がっていて、住むにもとても良さそうだと思いました。 みなさんもぜひ、「世田谷文学館」で秋のひとときを過ごしてくださいね。 ※このコースは2019年9月13日に行ってきました