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初台「東京オペラシティアートギャラリー」と本の読める店「フヅクエ」を満喫する大人の休日コース

アート・芸術

初台「東京オペラシティアートギャラリー」と本の読める店「フヅクエ」を満喫する大人の休日コース

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今回は、初夏の昼下がりに「初台駅」周辺をお散歩します。まずは駅の隣にある大型複合施設「東京オペラシティ」53階にあるレストラン「松坂牛 よし田」でランチ。次いで同じく3階にある「東京オペラシティアートギャラリー」でアート鑑賞し、最後は本がじっくり読めるカフェとして人気の「フヅクエ」で読書を楽しむおでかけコースです。では、出発です。

昼 からスタート!

Good Afternoon!
Good Afternoon!

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【12:00】京王新線「初台駅」スタート!

【12:00】京王新線「初台駅」スタート!
初台駅

京王新線「初台駅」は「新宿駅」のひとつ西隣で、各駅停車で約1分で着きます。 線路・駅舎は地下化されているため写真のような出入口が利用されます。地上に上がると目の前には「甲州街道(国道20号)」が横たわります。

視線を右に移すと、オフィス、コンサートホール、美術館、 レストラン、ショップなどが入居する大型複合施設「東京オペラシティ」が見えます。 今日最初の目的地は、このビルの中にあるレストランです。さっそく向かいます。
ビル中央付近の入口から入っていくと、大きな吹き抜けの空間が目を引き、開放感が感じられます。

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【12:10】オペラシティ53階「松坂牛 よし田」で松坂牛のランチを堪能

【12:10】オペラシティ53階「松坂牛 よし田」で松坂牛のランチを堪能
松阪牛 よし田

オペラシティ内、53階にある「松坂牛 よし田」は、松坂牛を贅沢に使った鉄板焼き・すき焼き・しゃぶしゃぶなどの料理が楽しめるレストランです。また、53階の高層から見られる周囲の眺望は昼・夜ともに素晴らしいこと請け合いです。夜のコースは1万~2万円程のところ、ランチタイムは気軽に楽しめる価格帯の各種料理があります。初台駅からは、エレベーターでの昇降時間なども含めて5分ほどです。

エレベーターが53階に着き、フロアを少し歩くと日本情緒あふれる入口が見えてきます。 暖簾の「よし田」の文字が右から書かれているのも本格派の拘りかな、と思いました。
人数を告げて椅子に座って1分ほど待つとすぐに呼ばれ、店の奥のほうに通されます。 途中、大きな機械時計や陶器などが飾られていて、ランチタイムにも関わらず厳かな雰囲気が感じられます。
今回はカウンター席に通されました。 シェフの背後には高層からの展望が見られます。 椅子・・・、と言うよりソファはかなりゆったりした高級感のあるタイプで、料理を待っている間もくつろげます。
ちょうど目の前に、表面に焼き目を付ける仕込みが施された松坂牛の塊が3つありました。相当な迫力です! そのうちの1つがサッとシェフの前に移され、さらに細かく切られていきます。 写真は残った2つ。
目の前で手際よく進む料理を見ているのも楽しいです。 おっと、自分のオーダーも早く決めないと!
「黒毛和牛ステーキ丼」(1,200円税込)に決めオーダーしました。 ほどなく、お盆に揃えられたセットが出てきました。 肉の柔らかさはもちろん、旨味が絶品でした。サラダ、みそ汁、お新香なども妥協ない味。これで1,200円はかなりお得! 大満足のランチでした。

03

【13:30】「東京オペラシティ アートギャラリー」でアート鑑賞

【13:30】「東京オペラシティ アートギャラリー」でアート鑑賞
東京オペラシティ アートギャラリー

「東京オペラシティ アートギャラリー」は1999年にオープンした展示面積約1,000平方メートルの美術館です。ここでは多様な企画展が年4回程度開催されます。絵画、彫刻、写真、映像、デザイン、建築など多岐にわたります。特に20世紀以降の近現代の作品の展示が多いのが特徴で内外から高い評価を得ています。また、寺田小太郎氏の寄贈による「寺田コレクション」は、国内作家による多くの絵画、版画、立体作品を含んでいて、展示に厚みを加えています。 「松坂牛 よし田」からは同ビル内の53階から3階への移動のみで3分ほどで着きます。

初台駅からオペラシティに移動する際に、ビル2階の壁面に今回の展覧会の掲示がされていました。 今回はニューヨーク在住の現代芸術家、トム・サックス氏による「トム・サックス ティーセレモニー」と名付けられた展覧会です。 現代に満ち溢れる文具、家電製品などを日本の茶器に見立てたユニークな作品集とのことです。
入口はモダンで落ち着いた雰囲気。 入場料は1,400円(税込)です。 学割、団体割引あり、中学生以下と障害者手帳保持者は無料。
館内は写真撮影が不可なので、一部の作品が映っているパンフレットの裏面をご紹介。少しは現代アートのイメージが伝わるでしょうか?
アートギャラリーの前には、関連商品やグッズを販売するギャラリーショップ「gallery5」が有ります。 ここは手軽に買えてセンスの良い小物が数多くあり、おすすめです。
今回の展示会「ティーセレモニー」に関連するグッズや書籍も数多く販売されていました。 約2ヵ月の会期で、閉幕まであと17日というタイミングだったのですが、小物類は既にソールドアウトが続出していました。かなり人気があるのですね。
ショップ中央にある展示コーナーにはオリジナルのTシャツ、関連書籍、照明のオブジェが展示されていました。いずれも購入可能です。 気分がかなりアートになってきたところで、オペラシティを離れ、読書の時間に移ることにします。

04

【15:00】本を読むためのお店「フヅクエ」で心ゆくまで読書タイム

【15:00】本を読むためのお店「フヅクエ」で心ゆくまで読書タイム
フヅクエ

「フヅクエ(fuzkue)」は、オーナー店長の拘りの読書カフェ。外で本を落ち着いて読みたい、おいしいコーヒーや紅茶に、お酒や料理も気の向くままに楽しみたい、というニーズに徹底的に応えようとしてプロデュースした空間です。店内はやや長細い部屋にソファ席とカウンター席があり、書棚には店長がセレクトした多くの書籍が並んでいます。アートギャラリーからは徒歩で7分程です。

甲州街道を南側に渡ると辺りは下町情緒に包まれます。フヅクエはそんなエリアに建つ雑居ビルの2階にあります。 入口はこんな感じ。 1階のビル入口前にも立て看板が出ていたので、比較的分かりやすかったです。
中に入ると、ソファ席、その手前に書棚が見えます。 お客さんがお互いに気持ちよくカフェを利用できるようルールがあるので、お店のWebサイトや店内の案内をサッと見ておくと安心です。大きな声でしゃべらない、パソコンは音を立てない、など基本的な事柄が中心です。
お酒が並ぶカウンターの下にも本がギッシリ。 選んだのは高校生の時に読んだ「人間失格」。敢えて初見でなく一度読んだものをセレクトしました。 小説、エッセー、ドキュメント、アート本、時事ものなど、分野は多岐に渡ります。
こだわりのコーヒーを是非飲みたいと思っていたのですが、当日は非常に暑い!ということで、ビールに変更。川越の地ビール「COEDO 伽羅」(950円税別)をチョイス。美味い! 利用ルールと美味しいドリンクのおかげで、これほどの静寂が保障されていて、美味しさを体感しながら読書ができる、これは他ではなかなか無いと思います。
コーヒー、紅茶はそれぞれ複数の種類があり、メニューに書かれた特徴の説明を読みながらチョイスできるのが良いです。 アルコール類も、豊富な種類が用意されています。ビールを飲んで気持ちが良くなってしまい、ウイスキーまで追加! 通常の半分の量の「飲比べセット」も有るとのことで、2種類をチョイス。「レッドブレスト12年」と「ロングロウ」のセット(925円税別)にしました。
店内にはオリジナルTシャツや、オーナー店長さんが著した書籍の販売もあります。 懐かしい小説と、大好きなお酒、雰囲気の良い店内と3拍子揃ったことで、予約していた1時間半を2時間に延長してもらいました。 正直、普段なかなか読書ができない中で、このような機会は貴重な体験でした。

05

【17:10】初台駅到着

【17:10】初台駅到着
初台駅

初台駅に戻ってきました。フヅクエから徒歩1分です。今日は、オペラシティ内「松坂牛 よし田」でリーズナブルなステーキ丼をいただき、その後は「東京オペラシティアートギャラリー」で現代芸術の展示会を観て、最後は「フヅクエ」でお酒と読書の組み合わせを堪能しました。文化とグルメが織り交ざった、心休まる休日のお散歩です。 ※このコースは2019年6月6日に行ってきました   その他初台のおすすめおでかけコースはこちら https://www.happy-town.net/course/1267