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鰻専門店やレトロな喫茶店など永福町商店街でグルメ三昧!永福町しあわせ通りを巡るおでかけコース

お散歩・行楽

鰻専門店やレトロな喫茶店など永福町商店街でグルメ三昧!永福町しあわせ通りを巡るおでかけコース

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寒くて外にでかけたくない!そんな日はおいしいグルメをお目当てに商店街の中を歩いてみるのはいかがですか?知った道だと思っている中にも、知らないお店や新しい出会いが待っているかもしれません。井の頭線「永福町駅」からスタートし、「つきじ宮川 永福町本店」でお昼からうな重をいただいて舌鼓。お腹が満たされたあとは「酒と自然食品の店 ヤマザキヤ」で贈り物や自分好みのこだわりの一品を探します。「COFFEE HOUSE Jacob」で美しい器での珈琲タイムでひと息ついたら、「WEST RIVER(ウエストリバー)」で夜ごはんにもなるデリカをテイクアウト。帰宅してからもゆっくりとした時間が過ごせること間違いなし!ゆったりとした休日を過ごせるおでかけに出発です。

朝 からスタート!

Good Morning!
Good Morning!

01

【11:00】井の頭線「永福町駅」スタート!

【11:00】井の頭線「永福町駅」スタート!
永福町駅

今日のおでかけは井の頭線「永福町駅」からスタートです。改札はひとつで駅構内での待ち合わせがしやすい駅です。「渋谷駅」からは急行で約10分、「吉祥寺駅」からも約7分と主要駅からもアクセス良好です。

永福町駅の駅ビル「京王リトナード 永福町」には屋上庭園があり、さまざまなイベントが開催されています。残念ながら雨天で中止になってしまいましたが、この日は杉並の昔話などが聞ける紙芝居が予定されていました。 永福町商店街の公式HPでは2月の節分や、10月のオータムフェスティバルなど多くのイベントが紹介されています。中でも人気なのは7月と年末の12月に行われる福引抽選会なのだとか。抽選会は地域の方への感謝祭という意味合いが大きいので、住んでいる方との距離感がとても近く商店街らしさを感じました。 案内のある掲示板を通り過ぎ、南口へ向かいます。

02

【11:10】「しあわせの街 永福町商店街」を散策

【11:10】「しあわせの街 永福町商店街」を散策
永福町駅

地名にちなみ、“しあわせの街”や、“縁起のいい街”と呼ばれている永福町。昔は住まいの地名も重んじられていたとあり、永い福と書くため人の集まる場所だったのではと言われています。名残りからか商店街は個人店が多く、また大きな建物もないため広々とした雰囲気です。 永福町の駅を降りるとすぐに商店街が広がっています。 商店街という印象ではないのはなぜかなと思ったら、道路を挟んでいるためでした。歩道や一車線くらいの幅の道路のある商店街はよく見かけますが、二車線で両面に商店街があるため視界が広がって、あちこちのお店に目がいって街歩きが楽しいです。

南側へ歩いていくと、お米やさん「塩田精米店」を見つけました!ちらりと中を覗いてみると、お米だけでなくお菓子の販売もありました。おせんべいなどの米菓もあり、お米やさんらしいラインナップ。
こちらは飲食店です。看板には「喫茶 中華 軽食」の文字。家族で来てもそれぞれ食べたいものを選べそうな幅広いメニューが展示されていました。 オレンジ色の看板が目を惹く「千歳」というお店です。
線路を渡った反対、北口側の商店街は一車線分の幅で、眼鏡やさんや居酒屋さんなどが軒を連ねていました。 写真で紹介したもの以外にも美容室や日用品店、「永福寺」などの神社仏閣などもある永福町商店街。駅から全方向にお店があるので、何度も行った道を戻ってお店めぐりを楽しみました。

03

【12:00】「つきじ宮川本廛 永福町本店」で鰻を堪能

【12:00】「つきじ宮川本廛 永福町本店」で鰻を堪能
永福町駅

厳選された活鰻のみを産地から仕入れているというこだわりの鰻専門店。永福町駅からも歩いて約5分の距離にあり、鰻を焼く香ばしい匂いと風情ある建物目印。出前用のバイクも味がある佇まいに、街歩きをしている中でも思わず背筋が伸びました。 深川の明治26年創業の鰻専門店「宮川」にルーツがあるということで本格的な鰻を味わえると地元の方からは世代を問わず愛されているお店です。

風が強く寒い日だったので、一緒に出された温かいお茶とおしぼりが手だけでなく心にも沁みました。 メニューはこちら。 看板メニューの鰻「富士」(3,800円税込)と「高尾」(3,200円税込)、「特上」(2,600円税込)の3つで、うな重かかば焼き定食かを選ぶことができます。 女性には「白焼特上」(2,600円税込)も人気があると勧めていただき迷ったのですが…今回は鰻の甘辛ダレの香りに誘われてきたので「特上」のうな重をオーダーしました。 ランチでは「うなぎまぶし丼」(1,600円税込)や「うな玉丼」(1,000円税込)など鰻を手軽にいただけるメニューもありました。
和を基調とした店内は墨色でまとめられていて、とても居心地が良いです。 おひとりさまや、幼稚園生くらいのお子さん連れのファミリーの来店もありました。
15分くらい経ったところで、うな重が登場しました!身だけでなく皮まで柔らかく、脂がたっぷりとのった厚めの肉質はふっくらトロッとしています。甘さが立ったごはんが進むタレは少し薄めで優しい味付け。テーブルにタレがあって継ぎ足しができるのですが、ごはんにも程よく味が染みていたのでそのままいただきました。 鰻の素材が活きたお味で、弾力のある皮目もとってもおいしかったです。
お漬物とお吸い物、小鉢も付いてきました。 あっさりとしたお吸い物と塩分控えめのお漬物、しっかりとピリ辛味のついた小鉢という組み合わせだったので、箸休めも食べ飽きることなくどれもあっという間に完食してしまいました。

04

【13:30】「酒と自然食品の店 ヤマザキヤ」で珍しい食材探し

【13:30】「酒と自然食品の店 ヤマザキヤ」で珍しい食材探し
酒と自然食品の店ヤマザキヤ

一見カフェやフローリストと見紛う洋風な建物の地下にある「酒と自然食品の店 ヤマザキヤ」は、「安全・美味しく・健康に」をモットーに昭和38年に創業されたこだわりの酒屋さん。「つきじ宮川本廛 永福町本店」からは線路を渡って約10分で到着します。

階段の踊り場から数えきれないほどのお酒が並んでいました。物凄い点数の食品が取り扱われています。 珍しいお酒や入手困難な限定品なども揃えがあり、遠方からのお客様もいらっしゃるそうです。
地下についてすぐの棚には、食品が並んでいました。国産の有機小麦や片栗粉、添加物の少ないホットケーキミックスやレトルトカレー。お砂糖も多種類置いてあり、違いを店主さんに伺うと詳しく教えてくださいました。 オーガニックショップは近年見かけるようになりましたが、素材だけでなくジャムや缶詰などの加工品も多くあり、ナチュラルで健康的な食材を暮らしに簡単に取り入れられるなあと時間をかけて物色しました。食材の裏と呼ばれるラベルを見るのが楽しかったです。
一番気に入ったのはジュース!「アルフォンソマンゴージュース」(702円税込)と「井づつグレープ ストレートジュース」(896円税込)を購入しました。 普段口にするものよりも濃厚で果肉そのものの風味が詰まったマンゴージュースと、すっきりとした甘さの中にコクと爽やかな渋みを感じられるぶどうジュースでとってもおいしかったです。 ラベルも可愛らしいのでホームパーティーなどの手土産にもぴったり。 重くて断念しましたが、桃ジュースもとっても気になります。
食品だけでなく、シャンプーやリンスなどの日用品もありました。 液体せっけんから作られているメーカーのもので、肌荒れが気になる方には特におすすめの肌に優しい成分が配合されているとのこと。
「わしが本物のいも焼酎を飲ましたる」「俺の焼酎飲んでみんしゃい」と思わず手に取りたくなるポップが印象的な焼酎コーナー。 生産者のお顔写真もあり、顔が見えると商品との距離がぐっと縮まってとても良いと感じました。 ほかにも冷蔵のお酒や、日本酒、ワインなど一つ一つの銘柄を見ているとあっという間に時間が経ってしまいました。

05

【14:30】「COFFEE HOUSE Jacob」で珈琲タイム

【14:30】「COFFEE HOUSE Jacob」で珈琲タイム
永福町駅

「酒と自然食品の店 ヤマザキヤ」から、歩いて約10分。再び「つきじ宮川本廛 永福町本店」まで戻る道に、「COFFEE HOUSE Jacob」があります。実は、鰻を食べに行くときにどうしても気になっていたお店。緑の看板と青い扉、レンガと木のあしらいという雰囲気がとても素敵で帰ってきました。

「ジョッキーコーヒー」(500円税込)はボリュームたっぷり、「キュールメランゲ」(480円税込)はミルクとホイップクリームが加わるアイスのアレンジ珈琲メニューなど、魅力的なドリンクが詰まったメニュー。 ジョッキコーヒーの対となるのは「コーヒージュニア」(450円税込)で、こちらはミルクがたっぷりと入ったホットコーヒー。 豊富なドリンクメニューにある、コーヒーカップの器がどれも麗しい。 カウンターに器がたくさん見えたので、どのカップで提供されるのかな?とわくわくするのも一興です。
カントリーな配色でほっこりとした気分になれる店内。 椅子とソファのある席なのでどちらも選べるのが嬉しいです。 店内中央にある「本日のサービスセット」の案内はぜひチェックしてくださいね。 メニューにはない特別なお得セットがあるかもしれません。
「ホットケーキセット」(730円税込)をオーダーしました。 ホットケーキとドリンクでそれぞれ注文ができますが、この日は本日のサービスセットにあったのでこちらに。 紅茶を選ぶと、春の訪れを感じさせるような愛らしいカップで運ばれてきました。 ホットケーキの焼き色が綺麗で湯気がたっています。焼きたてをいただきましょう。
隣に置いてあった調度品はレトロな焙煎機とランプ。 コンパクトな焙煎機に見えますが、本格的なものなのだとか。 珍しいものを見せていただいて、ふわふわのホットケーキとともに美味しいひとときを味わいました。

06

【15:20】デリカショップ「WEST RIVER(ウエストリバー)」へ

【15:20】デリカショップ「WEST RIVER(ウエストリバー)」へ
永福町駅

「COFFEE HOUSE Jacob」から約3分ほど駅の方面に歩くと、「WEST RIVER(ウエストリバー)」がありました。 お弁当屋さんだと思っていたのですが、デリカショップということでお惣菜単品でも購入できるかもしれないと、立ち寄ってみました。

ショーケースには所狭しとお惣菜が並んでいました。「春雨サラダ」や「五目ひじき煮」「ぜんまいの煮物」など、ひとつ作るのに食材をたくさん用意するようなメニューは、デリカは強い味方。 1人暮らしの学生さんや社会人の来店も多いという店主さんの声にも納得です。 どれもお弁当にもしていただけますが、急いでいる場合はショーケースの中から選ぶとすぐに受け取ることができます。 また、ごはんの量もはじめからオーダーしておくと良いという案内がありました。
そして更にびっくりしたのは、見てください!こちらの細やかなお品書き。こちらはお弁当のみのメニュー、さらにデリカ単品のメニューが別にあるのです。 何でもあるのでどれにしようか迷いに迷っていると、「フライはすぐ揚がるからそんなにお待たせしませんよ」とお声がけいただきました。
お言葉に甘えて、小さな「ミニクリームコロッケ」(42円税込)と「メンチカツ」(140円税込)を家族分お願いすることにしました。 フライは他にもひとくちサイズの「豚ヒレカツ」(129円税込)や、アジフライなどの定番品から、「豚うめじそはさみ揚げ」(432円税込)のアレンジメニューや、期間限定の「カキフライ」(86円税込)など。注文してから調理してもらえるものも多く、できたてを持ち帰れるのが有難いです。
お店の一押しとして張り出されていた「あじの南蛮漬け」(213円/100g税込)は、ハーフのお弁当にもできます。 ハーフのお弁当にしてフライものをひとつ追加したりできて便利。 買い手目線で気遣いがあふれるメニューの数々に、思わず最寄り駅にこのお店があったら良いのになあと願わずにはいられませんでした。

07

【15:40】井の頭線「永福町駅」へゴール!

【15:40】井の頭線「永福町駅」へゴール!
永福町駅

「WEST RIVER(ウエストリバー)」から約5分歩くと、永福町駅に戻ってきました。降りた側ではない北側から回ってみると、街頭に手描きの旗が飾られていました。地元の小学校の名前が書いてあったので、小学生が描いた作品が展示されているのだと思います。この絵旗が商店街の至る所にあり、見るたび心温まる気分で散策することができました。 贅沢に鰻をいただいた「つきじ宮川本廛 永福町本店」にはじまり、「COFFEE HOUSES Jacob」でも美味しいホットケーキを食べて、時間の流れがいつもよりゆったりに思える休日。「酒と自然食品の店 ヤマザキヤ」と「WEST RIVER」では気に入ったものを自宅に持ち帰ってお土産にできました。商店街から帰ったあとも余韻に浸れるとあって、今度は自分へのご褒美探しも良いなあと期待が高まります。歩けば歩くほど時間がゆっくりと感じられる「永福町商店街」、福を探しにぜひおでかけしてみてください。※このコースは2019年1月12日に行って来ました