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“伝統と熱気”から夜のムーディースポットへ。「八王子まつり」を満喫。駅近のオシャレカフェで創作料理とお酒も楽しむおでかけコース

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“伝統と熱気”から夜のムーディースポットへ。「八王子まつり」を満喫。駅近のオシャレカフェで創作料理とお酒も楽しむおでかけコース

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今回は、3日間に渡り開催される毎年恒例の「八王子まつり」をレポートします! 京王線「京王八王子駅」からスタートし、甲州街道沿いの「八王子まつり」の会場に向かいます。会場に到着したら、祭り気分を盛り上げる「夜店」も楽しみ、八王子市の友好都市「台湾・高雄市」による「台湾・高雄市パフォーマンス」を見学します。次に「関東太鼓大合戦」を楽しんで、関東屈指と言われる「山車巡行・神輿渡御」を鑑賞。祭りを堪能したら、地元で人気のダイニングカフェ「TUBO CAFE」でクールダウンしてから「京王八王子駅」にゴールします。いつもとちょっと違う、祭りの熱気溢れる八王子の街へ向かって、さあスタートです。

昼 からスタート!

Good Afternoon!
Good Afternoon!

01

【14:30】京王線「京王八王子駅」スタート

【14:30】京王線「京王八王子駅」スタート
京王八王子

京王線「京王八王子駅」は京王線の西の始発、終着駅です。新宿駅からは特急で約40分で着きます。 駅の上層階は「k-8 KEIHACHI」と呼ばれる「京王八王子ショッピングセンター」になっていて、駅名にちなんだ愛称の駅ビルです。

駅の近辺には数多くの小売店、飲食店を始め、公園、仏閣、学校、各種公共サービスの拠点などがあり、賑わいを見せます。写真中央は「京王プラザホテル八王子」。

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【14:40】「八王子まつり」の会場へ向けて移動

【14:40】「八王子まつり」の会場へ向けて移動
八王子市横山町付近

では会場に向かって移動しましょう。 「八王子まつり」では駅周辺市街地の至るところでお囃子や夜店が楽しめます。 メイン会場は、市街地のやや北を東西に走る「甲州街道(国道20号)」の「八王子駅入口交差点」から「追分町交差点」まで、約1.8㎞の区間です。もちろん、道路への自動車の侵入は止められ、「八王子まつり」の参加者が入り混じって大盛況になります。 写真は、バスロータリーから甲州街道へ繋がる「桑並木通り」。八王子の目抜き通りです。京王八王子駅からメイン会場の甲州街道までは徒歩7~8分で到着しました。

駅の改札から地上に上がると、八王子まつりのパンフレットなどが備えられた臨時の受付がありました。ここでパンフレットを入手すると、見学の計画が立てやすいですね。 なお、パンフレットは観光案内所などで事前に入手できます。
臨時の受付から視線を左にやると、目の前に神楽が! さっそく、祭り気分が高まってきました。
メイン会場の甲州街道では既に大きなイベントの一つ「関東太鼓大合戦」が始まっているはずですが、道はなぜかガラーンとしています。 「あれ、変だな」と思っているところへ、場外アナウンスが聞こえてきました。なんと、連日の猛暑のため、参会者の健康面・安全を考慮して一部イベントが中止になった他、関東太鼓大合戦の時間も後ろ倒しになっていました。 確かに前日のニュースで八王子の最高気温が36度になったと聞いていたのと、当日もお日様ギラギラの天候だったので無理もありませんね。

03

【14:50】友好都市「台湾・高雄市パフォーマンス」や「夜店」を楽しむ

【14:50】友好都市「台湾・高雄市パフォーマンス」や「夜店」を楽しむ
まつり会場(八王子市八日町付近)

地域に根差した伝統の祭りの中で新しいパフォーマンスと言える友好都市「台湾・高雄市パフォーマンス」を楽しみます。これは、八王子市が市政90周年を記念して海外友好交流都市として締結した「台湾・高雄市」の「桃源中学校 布農合唱団」による民舞と歌謡のパフォーマンス。まつり気分を盛り上げる「夜店」も楽しみます。

猛暑のため変更された主なイベントは次の二つです。 ・14時から予定されていた「関東太鼓大合戦」が16時開始に後ろ倒し ・16時から予定されていた「民踊流し」が中止 民踊流しは、浴衣姿の踊り手4000人が一堂に会して踊りを披露する盛大なイベント。中止は残念ですが、自然が相手ですから仕方がありません。16時開始となった関東太鼓大合戦が始まるまで、まずは夜店でも巡りながら「八王子まつり」の雰囲気を楽しむことにしましょう。 他に何か見どころはないかパンフレットを見てみると、メイン会場の半ばである「八日町」付近で「台湾・高雄市パフォーマンス」とあります。地域に根差した伝統の祭りの中では異色のイベントにも思えますが、折角だから行ってみることにしました。最初に着いたメイン会場の東端から徒歩で5~6分です。
では夜店シリーズ、スタート! まずは、金魚すくいから。気温は高いですが、気分は涼しくなります。
綺麗なチョコバナナ。 自分は人生で一度しか食べたことがないです(おいしかったけど)。
肉、肉、肉! けっこう、ガッツリした食べ物も売られています。お酒もありました。
子どもが喜びそうなスーパーボール。 子ども向けには他に、射的や、大きなルーレットくじで当たるおもちゃなどもありました。
定番のお面!
もちろん、地元のお店も軒先にコーナーを作って出店!  街が一層賑やかになります。
ほどなく、台湾のパフォーマンス会場に到着しました。現場に張られた横断幕を見ると「八王子市海外友好交流都市 台湾・高雄市 桃源中学校 布農合唱団」と書かれています。
演者は中学生とは言え、歌謡も踊りも民族情緒溢れる素晴らしいものでした! 動画でお届けできないのが残念です。 急遽、主要イベントのスケジュールが変わったおかげで、予想もしていなかったパフォーマンスを楽しむことができました。

04

【16:00】「関東太鼓大合戦」を鑑賞

【16:00】「関東太鼓大合戦」を鑑賞
まつり会場(八王子市八幡町付近)

この日の主要イベントのひとつ「関東太鼓大合戦」は、市内・近隣の和太鼓の総計20チームが会場の甲州街道1.8kmの間に集結し、日頃鍛えた技を披露します。 和太鼓チームと見学者の間には柵など隔てるものはなく、圧巻のパフォーマンスを間近で楽しむことができます。 この日は予定より2時間遅れでスタート。会場は「台湾・高雄市パフォーマンス」が行われた場所から1分ほどで着きます。

このチームは、後方に置かれた大きな太鼓も目立ちます。
各チームでは、女性も多く活躍。
ここでは、親子連れが飛び入り参加で、太鼓チームのメンバーから手ほどきを受けていました。
気が付いたら陽が傾き、西日が強くなってきました。

05

【18:30】「山車巡行・神輿渡御」の見学、「八王子まつり」のハイライト!

【18:30】「山車巡行・神輿渡御」の見学、「八王子まつり」のハイライト!
まつり会場(八王子市追分町付近)

「八王子まつり」は昭和36年に始まりましたが、そのルーツである山車と神輿の歴史は江戸時代の中期まで遡ると言われています。特に、地元の宮大工の建築技術が投入された山車は、現在19台が現存し、様式も江戸時代の古典的なものから、その後に確立されたものまで、多岐に渡っているのが特徴です。戦後から地域を挙げて「祭り」の発展に努めた結果、現在では「関東屈指の山車祭り」と言われるまでになっています。 「関東太鼓大合戦」と同じ会場ですので移動に時間はかかりません。

会場近くのカフェで30分ほど休憩してから、「山車巡行・神輿渡御」へ、いざ出発です! 会場へ通じる道への入口に灯る提灯が気分を高めてくれます。
会場に出るとさっそく神輿に遭遇しました。近い! 神輿も沢山あり、遠くの方にいくつか見えます。
視線を路地の方に移すと、こちらに近づいてくる別の神輿が見えます。 周囲のお客さんも一緒にかけ声をかけて活気があります!
来ました! 油断していると、人のうねりに飲み込まれそうです。
神輿に次いで、山車の登場です。 あたりはだいぶ暗くなり、行燈の灯りが綺麗に映えます。 側面の装飾もたいへん手の込んだものだと分ります。
19時から19時半にかけて、会場の西の端、追分町交差点付近で、山車が一堂に会するというので行ってみることにしました。 会場はとても広く、自分がいる場所から1kmほど、人ごみの中を進んで行きました。すると遠くに明かりが集結しているのが見えます。 近くまで来ると、「集結」というよりは「光の帯」のように連なった印象です。 ここが「八王子まつり」のハイライトということで、多くの人が集まってきました。
山車の数が多くて目移りしてしまうのですが、ひとつひとつ個性があり豪華な造りです。 乗り手の囃子もとても威勢が良く、特に複数が集結したこの場所では、お互いに競い合うため更にボルテージが高まります。 さて、次のスポットへの移動を考えて、そろそろ会場をもと来た方向へと戻ることにします。

06

【19:50】「TUBO CAFE」で料理とお酒タイム

【19:50】「TUBO CAFE」で料理とお酒タイム
TUBO CAFE

「TUBO CAFE」は京王八王子駅からほど近くにあります。 ビルの2~4階のフロアはそれぞれ、異なった趣です。 2階と4階は貸切用。2階はミラーボールが回る華やかな雰囲気、4階は落ち着いた内装でゆったりくつろげます。 貸切エリアは歓送迎会、結婚式の二次会、女子会などの用途にも人気です。 今回は貸切ではないので3階へ。柔らかめで大きなソファに低めに設定されたテーブル席と、夜景が見えるカウンター席とがあります。オリジナリティ溢れる料理の他に、夜のBARタイムには種類が豊富なカクテルなどのお酒も満喫できます。 八王子まつりの会場からは徒歩5分ほどで着きます。

お店への入り口は、ご覧のようにちょっと隠れ家的なイメージ。 階段を昇って行きます。
3階まで上がったところの踊り場。左のほうに店内へ連なるドアが見えます。 雰囲気がグッと明るくなりました。 さあ、入っていきますよ。
入店し、奥の窓際のカウンター席に案内され、メニューを見て注文も決まった頃、突然、店内の照明が消えて真っ暗に・・・。 すると、少し離れた席のほうから歌声が・・・。ハッピーバースデー・トゥーユー♪ なるほど、お客さんの誕生日をサプライズでお祝いという訳ですね。
ほどなく灯りがつき、注文。 最初のドリンクはいつものようにビール!! ・・・ではなくて、お店のお洒落な雰囲気に合わせて、今日は「シャンディ・ガフ」(500円税込)をオーダー。 ビールをジンジャーエールで割った飲みやすいカクテルです。今日のように熱い日には最高です!
メインディッシュには「ロコモコ ハンバーグ丼 ~オリジナルサルサソース~」(850円税込)をオーダー。 適度な辛さと、ソースのねっとり感が秀逸。かなり食べごたえがあります。 それでいてこの価格はリーズナブル!
サイドディッシュに「エビと水菜の黒ゴマ風味の生ハルマキ」(500円税込)。 香草の風味が効いた生春巻に、甘酢がとても良く合います。 真ん中でカットしてあるので見た目も映えてグッド。
最後にウイスキーをロックで一杯。 スコッチ、バーボン、他、各種ある中で、本日はバーボンの銘酒「ワイルドターキー」(600円税込)を頂きました。 強めのお酒をゆっくり飲むと気分がマッタリしますね。今、食べたばかりの料理はもちろんのこと、今日1日の行程まで思い出されて、満足感に浸りました。

07

【21:00】京王線「京王八王子駅」ゴール

【21:00】京王線「京王八王子駅」ゴール
京王八王子

「京王八王子駅」に戻ってきました。「TUBO CAFE」からは徒歩1分です。今日は「八王子まつり」を堪能しました。子どもの頃から何度か来ていますが、こんなにじっくりと巡ったのは初めてです。予定されていた民踊流しが中止されたのは残念でしたが「台湾・高雄市パフォーマンス」を見ることができました。「関東太鼓大合戦」と「山車巡行・神輿渡御」は期待通りの迫力と熱気。最後に寄った人気のスポット「TUBO CAFE」では料理とお酒、ゆっくりと流れる時間を楽しみました。八王子の伝統と現在の対比が際立つ行程が楽しく、大満足でした! ※このコースは2018年8月4日に行ってきました

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京王八王子