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京王百草園「梅まつり」と地元食材にこだわった有機野菜やジェラートを楽しむ春を感じるおでかけコース

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京王百草園「梅まつり」と地元食材にこだわった有機野菜やジェラートを楽しむ春を感じるおでかけコース

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江戸時代から語り継がれている「京王百草園」の象徴的な寿昌梅などの梅を鑑賞するおでかけコース。京王線「百草園駅」からスタートし、まずは豊富なメニューの「田や」で地元の方から愛される味を堪能します。お腹がいっぱいになったら、雪の残る京王百草園で早咲きの梅や蝋梅(ロウバイ)などをゆったりと楽しみます。「産直問屋 温市」でこだわりの有機野菜を探したら、最後は「アルティジャーノ・ジェラテリア」で美味しいジェラートをいただきます。帰りはお散歩しながら百草園駅へゴール!早めの春を探しにおでかけしましょう。

朝 からスタート!

Good Morning!
Good Morning!

01

【11:20】京王線「百草園駅」からスタート

【11:20】京王線「百草園駅」からスタート
百草園駅

京王線「百草園駅」は各駅停車・快速・区間急行の停車駅。「新宿駅」からは最短で約30分強です。 新宿駅から特急に乗車し「府中駅」や「聖蹟桜ヶ丘駅」で各駅停車に乗り換えるのが最短です。 「京王八王子駅」からは各駅停車で20分弱。駅近くにも個人で営まれているお店が多くあり、アットホームな雰囲気の百草園駅。 今日のおでかけでは、北口から出発します。 ベビーカーや車いすを利用する場合は、南口のエレベーターが便利です。

02

【11:30】食事処「田や」でランチ

【11:30】食事処「田や」でランチ
田や

京王線「百草園駅」から徒歩3分のところにある「田や」は、地元の人から親しまれている名店。「オムライス」や「カツカレー」など定番の洋食から、「煮魚定食」や「唐揚げ定食」などの和食もメニューに並びます。

外看板のメニュー。 洋食から和食まで幅広いメニューがあり、かつリーズナブルな価格設定。この2点が地元の方から愛されるポイントでしょうか。
この日は一番乗りで入店。 平日の昼間でしたが、この後あっという間にカウンター席が埋まっていました。 お客さんは店主さんや女将さんとの会話も楽しみになさっている様子で、店内はとても活気ある良い雰囲気。 カウンターとテーブル席があり、好きな席にどうぞとすすめていただきました。 写真左手側には「美味しんぼ」などの漫画がそろっている本棚や、テレビがあり、一人での来店時も気楽に過ごすことができます。
魅力的なメニューがたくさんあって悩みに悩んだ末…。 期間限定という「もち入りビーフシチュー」(1,200円税込)をオーダー。 お餅を焼くのに時間がかかることを伝えてくださいました。 お餅入りのビーフシチューって食べたことがないのでとっても新鮮です。 焼きたての柔らかいお餅が、コクのある甘めのビーフシチューに合っておいしい! お肉もゴロゴロと大きな塊がいくつもあって、食べ進めるたび楽しいビーフシチューに大満足。 付け合わせのサラダにはマカロニも入っていました。 お隣の方が注文していた「オムライス」にも惹かれたので、今度は定番ものをお目当てに伺いたいです。

03

【12:50】「京王百草園」で初春を感じながら梅を堪能

【12:50】「京王百草園」で初春を感じながら梅を堪能
京王百草園

食事処「田や」から徒歩20分、坂を上ると京王百草園へ到着! お天気に恵まれた日には、新宿都庁や東京スカイツリーを見ることもできます。 江戸時代に「江戸名所図会」に紹介され、徳富蘆花や若山牧水などが訪れた日本庭園。 2月3日から開催される毎年恒例の「梅まつり」は、たくさんの人で賑わいます。 「百草園駅」からは急な坂が続くため、ベビーカーやお子さんを抱っこしたり、足を痛めている方には駅からのタクシー利用がおすすめです。

正門から入り、右手にある受付所で入場料(大人300円・小人100円税込)を支払います。 階段も歴史を感じる石畳で、一段ずつ進んでいくのが楽しくなります。 受付で配布されているリーフレットは、季節ごとに見頃のお花がマップに示されていて、園内を散策するのに必携です。
入口の階段を上り左に折れると、「若山牧水生誕百周年記念碑」があります。 その近くで「蝋梅(ロウバイ)」が咲いていました。 たんぽぽ色を淡くしたような、きはだ色をした蝋梅。 近くに鼻を寄せると、甘い香りに惹き込まれます。 花びらの質感がろう細工のようになめらかであったことや、花の色がミツロウに似たことに由来し、蝋梅と書きます。 百草園には複数個所でロウバイを見つけることができました。
こちらは八重寒紅(ヤエカンコウ)でしょうか。 階段を上り切ったところにある「松連庵(しょうれんあん)」の周りで桃色の早咲き梅が咲いていました。 ぼんぼりのようにまあるく、幾重にも重なった花びらが美しいです。 見ごろを迎えて満開になったときには、鮮やかな桃色が一面に映えることでしょうね。
こちらがファンの多い「寿昌梅(じゅしょうばい)」。 寿昌梅は江戸時代に植樹されたと伝えられており、つぼみもない状態でも圧倒される迫力があります。 梅まつり開催時には、カメラを構える方も多い撮影スポットとして名を馳せています。 このほか約50種類もの梅が咲き誇る百草園。 梅まつりの時期の華やかさは想像するだけで圧巻です。 奥に見える建物が「松連庵」。 この日は茅葺屋根に雪が積もり、軒下からは氷柱を見ることができ、なんとも風情があります。
松連庵右手側から入ると、「昔遊びのおもちゃ」がおいてありました。 けん玉やこま回し、万華鏡など、目の前にすると童心にかえって遊びたくなる昔あそび。 コーヒーの販売もあり、お子さんと一緒に遊ぶのにもほっこりとするのにも良い休み処です。
園内を散策していると、一羽のぷくっとした白黒の鳥が目の前の梅の木にとまりました。 高い声で鳴き、目が丸くて尻尾の長い鳥でしたが、何の鳥なのかとわからず…。 そんなときにこちらの絵看板を発見! 「エガラ」という鳥だとわかりました。 春にはウグイスやメジロも見られるということで、近距離で鳥と親しむことができるのも魅力です。
これから見頃を迎える梅まつりでは、種類も様々に色づいた梅で、写真のように園内はとても華やかな様子になります。 梅まつり期間中には、様々なイベントも行われますので、ぜひサイトをチェックしてみてください。 まだまだ寒い日が続きますが、春の訪れを目と鼻で感じられる「京王百草園」の梅まつりは必見です。

04

【14:10】「産直問屋 温市場」でこだわりの野菜をお買い物

【14:10】「産直問屋 温市場」でこだわりの野菜をお買い物
有機農産物産直問屋温市

「京王百草園」を満喫した後は坂を下り、川崎街道に出たら聖蹟桜ヶ丘方面へ歩きます。 20分程度歩くと国道20号線と交わり、信号を渡らずに右に折れると「産直問屋 温市(ぬくもりいち)」がありました。 営業時間は13時から。朝の早いイメージの産直市場ですが、お昼からということでゆっくりとお買い物を楽しむことができます。

温市は、“温もりのある食卓”という願いも込められており、有機野菜を中心に安全な食材が豊富に取り揃えてあります。 産直問屋という名前や「全国生産者より直送」とある通り、産地にも農法にも売り場にもこだわったお店です。
店外では木箱に並んだ有機野菜が並んでいました。 こちらの牛蒡や玉ねぎ、人参などすべて有機JAS規格のもの。 そして、産直問屋だからでしょうか?普段見かける有機野菜よりもお値打ちに感じました。 14時過ぎに伺いましたが、すでに売り切れのものがいくつもあり、絶え間なくお客さんが入店され、会計には列ができていました。地域の方が、安心安全な食材を求めていることがとてもよくわかります。
今回購入したのは、「ベビーリーフ」(200円税込)と「みかん」(320円税込)、「トマト」(120円税込)そして「石焼き芋」(420円税込)! 焼き芋を含め、購入したすべての野菜が有機野菜・果物でした。 お目当てのさつまいもが売り切れになっていたのですが、レジ横で販売されている「石焼き芋」を購入することができました。 こちらは不定期の販売ということで、タイミングよく手に入って運が良かったです。 早速食べてみると、ねっとりとした深い甘みのある美味しい石焼き芋でした。 いくらでもおかわりしたくなってしまいます。
ラベルの部分に、大きくある有機JASマークが目立っています。 「手摘みベビーリーフ」という名前も素敵。 生産者のお名前や所属、産地の他に有機農産物認定番号の表示がありました。私はここまで表示がされているのを、見かけた事はありませんでした。 特別栽培にあたる有機農産物に対して自信や責任をもって取り組まれていることが伺えます。 店内では野菜や果物のほかに、お米や卵、こだわりのケチャップやパスタソースなどの加工品も販売されていました。

05

【14:40】「アルティジャーノ・ジェラテリア」でジェラートおやつ

【14:40】「アルティジャーノ・ジェラテリア」でジェラートおやつ
アルティジャーノ・ジェラテリア

ポップな雰囲気の赤い壁色が目印「アルティジャーノ・ジェラテリア」は同じ日野市内にある「モグサファーム」直営のイタリアンジェラートのお店。モグサファームで搾りたての生乳や地元日野市で採れた食材を使ったジェラートが人気です。 「産直問屋 温市」からは川崎街道を百草園方面に徒歩5分です。お店は反対車線側にあります。

コーンかカップ、ワッフルコーンが選べるジェラート。 どれもおいしそうでフレーバーを選びきれず、2種類選べる「ダブルコーン」(420円税込)をオーダーしました。 一番人気の「しぼりたてミルク」やベルギー産チョコレートにチョコをトッピングしたチョコづくしの「ダブルチョコレート」、フォルマッジョを使用したチーズケーキのような「クリームチーズ」など約12種類のジェラートが並びます。
4月までの限定販売という「いちごミルク」と「チョコチップ」を選びました。 いちごミルクにはフローズンいちごがゴロゴロと入っていて、ミルクの優しい甘みといちごの風味を口いっぱいに感じます。 チョコチップはミルクジェラートにチョコチップを練りこんだもの。 大好きでいろんなお店で何度も食べたチョコチップですが、新鮮だからでしょうか、牛乳100%で作ったジェラートは格別のおいしさを感じました。
店内には百草園周辺の案内マップがありました。 モグサファームからジェラテリアへの近道や、産直の野菜や果物を販売しているお店も紹介されていて、地域のつながりを感じます。 また、店内には東京土産やテイクアウト用のジェラートの販売があり、持ち帰りやギフト用にもぴったりでした。

06

【15:10】「百草園駅」にゴール

【15:10】「百草園駅」にゴール
百草園駅

「アルティジャーノ・ジェラテリア」から川崎街道沿いに10分歩くと、「百草園駅」に着きました! 早咲きの梅を堪能して、お散歩を楽しんだあとのジェラートは絶品です。また、こだわりの野菜屋さんは、近所にあったら良いのにと願ってやまないあたたかさがありました。ぜひ百草園駅周辺のおでかけを楽しんでみてください。 ※このコースは2018年1月28日に行ってきました