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百草園の紅葉や手打ち蕎麦むら岡を楽しむ秋のお散歩コース

お散歩・行楽

百草園の紅葉や手打ち蕎麦むら岡を楽しむ秋のお散歩コース

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紅葉の名所「京王百草園」の秋を感じるお散歩コースを紹介します。「百草園駅」からスタートして趣のある「真照寺」の紅葉を愛でながら散策します。お蕎麦の名店「手打ち蕎麦むら岡」で美味しい手打ち蕎麦のランチを堪能し、「京王百草園」をじっくり散策し秋を感じます。最後に都内有数の「激坂スポット」を通りながら「百草園駅」にゴールします。 京王線沿線の素敵な紅葉スポットを巡るおすすめコースです。

朝 からスタート!

Good Morning!
Good Morning!

01

【11:00】京王線「百草園駅」からスタート

【11:00】京王線「百草園駅」からスタート
百草園駅

「百草園駅」は京王線の各駅停車・快速・区間急行の停車駅です。京王新宿駅から特急の京王八王子・高尾山口行に乗車し、府中駅で乗り換えをするのが便利です。乗車時間は36分ほどです。

改札はひとつです。出たところで北口と南口に分かれています。
今日は南口からスタートです。

02

【11:10】趣のあるお寺「真照寺」を散策

【11:10】趣のあるお寺「真照寺」を散策
真照寺

「百草園駅」から徒歩5分のところに「真照寺」があります。 真照寺は高幡山金剛寺の末寺で、宗派は真言宗知山派です。 開基は1036年とのことで、数えてみると約1000年ほどの歴史がある歴史の深い寺院です。

多摩八十八ヶ所霊場の第十七番札所であり、多摩川三十四ヶ所霊場の第十一番札所です。
こちらが真照寺の山門です。1702年頃に建立されたものが、当時の趣を保ちながら丁寧に修復されています。
参道には六種の地蔵菩薩、六地蔵尊があります。 地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道を意味しているそうです。
今日は参詣しながら紅葉を探してみました。
本堂付近の紅葉が有名だそうで、訪れた日はちょうど紅葉が始まった頃でした。 まだ緑の部分と既に赤やオレンジに染まった部分のコントラストがとっても綺麗でした。

03

【12:00】知る人ぞ知る名店「手打ち蕎麦むら岡」でこだわりの手打ち蕎麦を堪能

【12:00】知る人ぞ知る名店「手打ち蕎麦むら岡」でこだわりの手打ち蕎麦を堪能
手打蕎麦むら岡

「真照寺」から徒歩17分のところに「手打ち蕎麦むら岡」があります。 店主が定年後に、地元の百草に開いた手打蕎麦のお店です。 心をこめて打つ手打蕎麦が評判を博し口コミも広がり、今では知る人ぞ知る蕎麦の名店となっています。

訪れる前に、事前に調べていると口コミの評判がとても高く、休日は特に混雑が予想されるということだったのであらかじめ予約をしていました。 指定の時間に到着すると、私たちの予約席以外は既に満席でした。 店内は木の温もりを感じる内装です。 これから、評判の手打ち蕎麦を味わえるのかと思うと気分が高まります。
まずは「天せいろ」(1,550円税込)をオーダーしました。 温かいお茶を飲んで10分ほど待つと、おいしそうな蕎麦が運ばれてきました。 蕎麦を一口食べてみたところ、細めの麺なのに、とっても弾力とコシがあり、初めての食感でとてもおいしかったです。 国内最上級の玄そば100%を使用した二八そばだそうです。 濃すぎず薄すぎず香りのいいそばつゆとの相性も抜群でした。
温かい蕎麦も味わってみたいということで「地鶏南そば」(1,250円税込)もオーダーしました。 こちらも、コシがあります。野菜の出汁がしっかりと効き、温かい蕎麦に合うように計算されているつゆが印象的でした。 こちらも濃すぎず、薄すぎず、とっても美味しくて飲み干してしまうほどでした。 お店は混雑していてとても忙しそうでしたが、 会計の際には、店員さんに「お味はいかがでしたか?」とにこやかに声をかけていただきました。 「モッチモチでとっても美味しかったです。」と返答すると、満面の笑みで「ぜひまた来てくださいね。」とおっしゃっていただき、とても好感が持てました。 また訪れてみたいと思います。

04

【13:20】「京王百草園」で秋を感じるお散歩を楽しむ

【13:20】「京王百草園」で秋を感じるお散歩を楽しむ
京王百草園

「手打ち蕎麦むら岡」から徒歩11分のところに「京王百草園」があります。 「京王百草園」は、小田原城主の大久保候の妻であった寿昌院慈岳元長尼が徳川家康の長男の信康の追悼のため松連寺を再建したことから始まったそうです。 江戸時代から名所として、徳冨蘆花、若山牧水らも訪れていて、中でも、若山牧水はこの百草園で、恋人小枝子との失恋を題材に「独り歌へる」をつくりました。 歴史的な意義にプラスして、四季折々の自然を愛でることもできるため、百草園駅周辺では外せないスポットとなっています。 入場料は大人300円、子ども100円です。

正門から数分まっすぐ歩くと「寿昌梅(じゅしょうばい)」があります。 小田原城主の大久保候の妻であった寿昌院慈岳元長尼が徳川家康の長男の信康の追悼のため植樹されたと伝えられています。 今回は紅葉鑑賞のために訪れてみましたが、梅の開花の季節には約50種500本の梅が咲いてとても華やかになるそうです。
寿昌梅の後ろには「松連庵」があります。定期的に葺き替えされている見事な茅葺き屋根です。 腰掛けながら周囲の紅葉をじっくりと観賞することができます。
松連庵から子育て地蔵尊や心字池を通り、徒歩5分ほどで「見晴台」に到着します。 行く途中は傾斜のある坂と階段がありますが、3歳児でも登りきることができました。小さい子連れのハイキングにもちょうどよさそうです。 「見晴台」からは、先ほど腰かけていた松連庵の茅葺き屋根と周辺の紅葉が一望できます。 さらに、訪れた日は天気もよかったので「東京スカイツリー」も望むことができました。
園内の紅葉は色づき始めで、見頃はこれからです。 毎年恒例の「京王百草園 紅葉まつり」は多くの人でにぎわいます。 園内のいたるところで真っ赤に染まった紅葉を見ることができ、とても情緒的です。
イベント期間中、閉園時間を延長し紅葉ライトアップを行う日もあるようです。 この時期ならではの素敵な景色が楽しめるおすすめスポットです。
百草園から百草園駅に帰る途中に「激坂スポット」と呼ばれている急な坂があります。 駅から最短距離で百草園に向かう場合は、この急坂を上ることになります。 私たちは帰り道でしたが、下りでさえも慎重に歩く必要があります。 途中すれ違った坂を上る人々は皆、表情が険しそうでした。 車もたくさん通り過ぎました。急な坂ですが、慣れた方は車で通行されているようです。
「激坂スポット」の終盤で、なんとこれから「激坂」を自転車で昇っていく方を発見しました。自転車、と言っても、さすがにママチャリでは無理ですね。 写真のような本格的なロードバイク装備で、あえて「激坂スポット」に挑んでいくという意気込みが必要です。 「え~すごいね。行ってらっしゃい!」 子ども達が影ながらの声援を送っていました。

05

【15:10】「百草園駅」にゴール

【15:10】「百草園駅」にゴール
百草園駅

百草園から徒歩14分で「百草園駅」南口に到着しました。 ぜひ紅葉の名所を巡りながら秋の散策を楽しんでみてください。 ※このコースは2017年11月12日に行ってきました