※この記事は2017年冬に作成した記事です。最新の情報は事前にご確認ください。

京王線沿線の初詣の定番、5大寺社を一挙ご紹介!

夜まで待って年明け早々に参拝するもよし、正月三が日大賑わいの中、屋台や出店も楽しみながら参拝するもよし、大晦日より前または新年落ち着いたタイミングでゆっくり参拝するもよし。杉並・調布・府中・多摩・八王子・高尾山地区の、日本を代表する神社やお寺を集めました。

 

「高尾山薬王院」 (高尾山口駅)

初詣から初日の出を拝める、沿線随一の観光名所
アクセス:「高尾山口駅」下車徒歩5分、ケーブルカー乗り継ぎ「高尾山駅」下車徒歩20分

年間登山者数250万人以上を誇る高尾山は、初詣でも人気のスポット。天狗信仰が盛んなことで知られる高尾山の中腹に建つ、真言宗智山派の大本山「高尾山薬王院」の新年は、「新春特別開帳大護摩供」の御祈祷で幕を開けます。除夜の鐘とともに、大護摩で無病息災・家内安全を祈願して、山頂から御来光を拝めば、幸せな1年を過ごせること間違いなし?!

 

実際に行ってきました!

京王線沿線の有名な古刹、5ヶ所を続けて回る今年の初詣、第1弾は「高尾山薬王院」。友人と4人で行ってきました。11:00に高尾山口駅の改札前に集合。今回はリフトを利用。標高599mの高尾山の山頂近くに立地する薬王院ですから、コース選択は体力とも相談することが大切。リフトを降りて少し歩くと到着です。入口の山門をくぐり、仁王門、御本堂、御本社と進んで行きます。

子どもの頃から何度も来ている薬王院ですが、春や秋の行楽シーズンが多く、初詣は今回が初めて。予想はしていたものの境内は流石の賑わいぶりです。流れに任せて歩を進めながらお祈りをして参りました。この後は山頂を経て、帰路は自然に触れ合うのに最適と言われる「稲荷山コース」での下山となりました。

 

場所:〒193-8686 東京都八王子市高尾町2177

ホームページ:http://www.takaosan.or.jp/

お問い合わせ:☎ 042-661-1115(受付時間9:00~16:00)

 

「深大寺」 (つつじヶ丘駅/調布駅)

多数の店が並び賑わう門前町や、豊かな自然と湧き水に囲まれた古刹
アクセス:「つつじヶ丘駅」または「調布駅」から深大寺行バス終点下車すぐ

だるま市や、そば・土産物屋が集う門前町でも親しまれる深大寺。初詣には毎年約20万人が訪れます。元日0時、除夜の鐘とともに迎える新年最初の行事として、寺の全僧侶が元三大師堂(がんざんだいしどう)に集まり天下泰平、国家安穏、仏法興隆を祈願する「修正会大護摩供」に始まり、正月だけで約200座に上る護摩祈願が執り行われます。名物の深大寺そばにゲゲゲの鬼太郎と、初詣後の見所も満載です。

 

実際に行ってきました!

「深大寺」へは調布駅からバスが出ていますが、自宅からは徒歩20分ということもあり正に散歩コースで、年に数回訪れます。深大寺周辺は湧水が多く木々が茂り、多摩川支流の「野川」が流れる自然豊かな地域で、歩くだけで気分が晴れます。もちろんこの日も徒歩で伺いました。

昨年、境内に安置されていた「銅造釈迦如来像(白鳳仏)」が国宝指定をされてから最初の初詣シーズンということもあり、自分が訪れた中では最も混みあっていたかと思います。今回は残念ながら時間の関係で白鳳仏は見られませんでした。3月末迄、特別拝観が実施されているそうですから、近々必ず訪れようと思います。次回は時間に余裕を持って、境内の散策の後に名物の蕎麦も頂かなくては。

 

場所:〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5-15-1

ホームページ:http://www.jindaiji.or.jp/

お問い合わせ:☎ 042-486-5511

 

「高幡不動尊」 (高幡不動駅)

新撰組土方歳三の菩提寺としても有名な、「関東三大不動」の一院
アクセス:「高幡不動駅」下車徒歩3分

仁王門・不動堂は国の重要文化財に指定され、新撰組土方歳三の菩提寺としても有名な「高幡不動尊」。三が日には「祈念大護摩」が執り行われ、日野市の人口約18万人をはるかに超える、約30万人の参拝者が訪れます。また例年1月下旬に執り行われる、参拝すると特にご利益があるとされる「初不動大祭」には、同日開催の「だるま市」とあわせて、多くの人で賑わいます。

 

実際に行ってきました!

日野市で生まれ育った自分にとって「高幡不動尊金剛寺」は言わば地元の古刹。七五三に連れてこられたのもここでした。もっとも、あまりに身近過ぎて境内の施設をひとつひとつ、しっかり見て回ったことはなかったように思います。「仁王門」や「五重塔」と言ったシンボルは良く覚えていますが、広大な敷地の背後の裏山が「四季の道」として散策できることなど初めて知りました。

多くの初詣客がお参りする「不動堂」前は大変な賑わいでしたが、正月特有の露店の並びを通り抜け、一番奥にある「大日堂」まで歩を進めると比較的ひっそりとした雰囲気です。敷地東側にあるちょっと渋めの「聖天堂」や「太子堂」などはおそらくは初訪問。魅力を再確認する訪問になりました。

 

場所:〒191-0031 東京都日野市高幡733

ホームページ:http://www.takahatafudoson.or.jp/

お問い合わせ:☎ 042-591-0032(代)

 

「大國魂神社」 (府中駅)

「東京五社」に名を連ねる、武蔵国の守り神
アクセス:「府中駅」下車徒歩5分

元日午前0時、響きわたる太鼓の音によって悪疫退散を目的とした「初太鼓打初式」や、三が日に御神酒がふるまわれることで知られる大國魂神社は、約50万人の参拝者が訪れます。全国でも珍しい「北向き」の本殿に祀られる大國魂大神は、福神、または縁結び、厄除け・厄払いの神として著名です。

 

実際に行ってきました!

「大國魂神社」へは再開発ですっかり綺麗になった府中駅南側を23分歩くとすぐに着きます。駅の西側を南北に走る道路と敷地内の参道は、ほぼ一直線に繋がっており、周辺には近代的な建築物が多いにも関わらず府中の街並と神社は一体化した印象を受けます。この時期は初詣客で混んではいますが、5月に行われる有名な例大祭である「くらやみ祭」の時期の賑やかさとは異なる、どこか厳かな雰囲気も漂います。

とは言え、参道の両側にずらり露店が並ぶ様は圧巻です。この日は足早にお祈りと写真撮影を済ませ、敷地東側に隣接する立飲み屋さんでお酒を1杯だけ頂きました。店を出ると夜の風景になっており、敷地内の社や露店の灯りが綺麗に映りました。

 

場所:〒183-0023 東京都府中市宮町3-1

ホームページ:https://www.ookunitamajinja.or.jp/

お問い合わせ:☎ 042-362-2130

 

「大宮八幡宮」 (西永福駅)

大東京の重心に位置する、緑豊かな「東京のへそ」
アクセス:「西永福駅」下車徒歩7分、または「永福町駅」下車徒歩10分

御祭神に親子三神を祀ることから、子育厄除け・安産・縁結びの八幡さまとして愛される大宮八幡宮。元日0時の初太鼓を皮切りに毎年約15万人が初詣に訪れます。正月2日には、鎌倉時代より続く魔障退散の儀式「小笠原流宗家奉納の蟇目(ひきめ)の儀・大的式」が執り行われます。東京の中心に位置し「東京のへそ」とも呼ばれるパワースポットで、新年早々東京のエネルギーを感じてみては。

 

実際に行ってきました!

今回、初詣で回った5つの古刹の中で、「大宮八幡宮」だけが訪問したことのないスポットでした。ネットでちょっとだけ予習すると、その立地から「東京のへそ」と呼ばれていたり、「妖精が見られる」という都市伝説まであり、中々好奇心をそそられます。到着すると入口にある鳥居ごしから遥か奥の本殿まで繋がる長い参道が印象的です。

敷地はとても広く、本殿から少し離れると人気もまばらに(17日時点)。そこへ桜のような花が咲いており不思議に思い、通りかかった宮司さんに聞いてみました。「大宮桜」と言われ、この時期に開花するとのことです。本殿のすぐ脇にある三宝荒神社の前の幾重にも立ち並ぶ朱色の鳥居も印象的でした。

 

場所:〒168-8570 東京都杉並区大宮2-3-1

ホームページ:http://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/

お問い合わせ:☎ 03-3311-0105(受付時間10:00~17:00)