「梅」
百草園には800本以上の梅の木が植えられ、梅の名所としても知られています。例年2月上旬から開催される「梅まつり」はたくさんの人でにぎわいます。
園内でまず目に入るのは、たんぽぽ色を淡くしたような、きはだ色の「蝋梅(ロウバイ)」。
階段を上り切ったところにある「松連庵(しょうれんあん)」の周りで桃色の早咲き梅「八重寒紅(ヤエカンコウ)」が咲いています。ぼんぼりのようにまあるく、幾重にも重なった花びらが美しいです。 見ごろを迎えて満開になったときには、鮮やかな桃色が一面に映えることでしょう。
このほか約50種類もの梅が咲き誇る百草園。 梅まつりの時期の華やかさは想像するだけで圧巻です。梅まつり期間中には、様々なイベントも行われますので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
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「あじさい」
梅雨の時期には、咲き揃うあじさいがすばらしいと評判です。
足を踏み入れると、早速色鮮やかなあじさいが迎えてくれます。
「京王百草園」は江戸近郊の名所として「江戸名所図会」に紹介されているほどの日本庭園があります。著名人としては田山花袋、徳富蘆花などが訪れ、若山牧水はこの地に訪れた際、歌も詠んだそうです。園内の日本庭園に彩りを添える、溢れんばかりのあじさいを観賞していると、時折、爽やかな風が吹いて、ますます気持ち良くなります。
園内には急な登り坂もありますが、あちらこちらで咲き誇るあじさいを観賞しながら歩くと、楽々と登ることができます。
例年、あじさいの見頃となる6月上旬から中旬にかけて、園内スタンプラリーや土日にはイベントなども行われます。
※2020年度、新型コロナウイルスの影響により中止
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「紅葉」
四季折々、日本庭園と聞いて誰もが思い浮かべる「紅葉」。百草園の紅葉も素晴らしく見応えが充分でたくさんの人が訪れます。
園内にある「松連庵」では、腰掛けながら周囲の紅葉をじっくりと観賞することができます。「松連庵」から5分ほど歩いたところには「見晴台」もあり、「松連庵」の茅葺き屋根と周辺の紅葉が一望でき、緑と赤のコントラストを楽しむことができます。天気の良い日には、東京スカイツリーや富士山も望めますよ。
毎年恒例の「京王百草園 紅葉まつり」は特に多くの人でにぎわいます。
園内のいたるところで真っ赤に染まった紅葉を見ることができ、とても情緒があります。イベント期間中、閉園時間を延長し紅葉ライトアップを行う日もあるようです。
この時期ならではの素敵な景色が楽しめるおすすめスポットです。
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「サザンカ」
晩秋から冬にかけて花をつける山茶花(サザンカ)も百草園のおすすめのひとつです。
園内に入り、最初の急な階段を上って東屋に向かうと、山茶花が見えてきます。山里のような景色の中、東屋に寄り添うように可憐に咲く山茶花が映えます。
木の高い位置にもたくさん花をつけているので、見上げるようにして、山茶花を鑑賞することもでき、様々な角度から山茶花を楽しむことができます。
山茶花は例年12月が見頃ですが、開花時期や夏の気候によって運がよければ、山茶花と紅葉の両方を楽しめるようです。
実際、2019年は山茶花の開花が早く、色鮮やかな紅葉と山茶花の両方を楽しむことができたようです。
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百草園
場所:〒191-0033 東京都日野市百草560
営業時間:9:00~17:00(11 月・12 月は午後16:30まで)
定休日:水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始12/30~1/3 ※催事期間中は無休
※夏季期間2020年7月16日(木)〜8月31日(月)は、土・日・祝のみの営業となります。
※営業状況、催事の期間、内容については、変更の場合がございます。
おでかけ前に事前にご確認ください。
お問い合わせ:☎ 042-591-3478
京王百草園公式HP:https://www.keio-mogusaen.jp/
いかがでしたか?風情のある日本庭園とともに季節によって様々な植物を楽しむことができる百草園。見晴台からは、天気が良ければ都庁やスカイツリーを見ることができ、植物を愛でるだけでなく、ハイキング気分も味わうことができます。
今回ご紹介した植物以外にも、つつじやフジ、スイレンなども楽しむことができます。
是非、皆さんもお気に入りの花が咲く時期に行ってみてください!
※この記事は2020年春に作成した記事です