※この記事は2017.02.24に作成された記事です。
井の頭線で見つける!「ていねいな暮らし」。
このテーマは、人が人らしく暮らすことの大切さについて考えるということです。
時間に追われる毎日を過ごすうちに忘れがちな「大切なこと」を綴っていこうと思います。
小林ラジオ商会
見慣れた家電大型店と違う。
味わい深い店を見つけた。
「ラジオ商会」というお店の名前が、逆にかっこいい。
店の表に、飾ってあった昔の写真。
忠犬ハチ公だ。
ハチ公は 飼い主の上野英三郎(東大農学部教授)の自宅は現在の松涛あたりです。
しかし、上野教授の死後、最後にハチの飼い主になったのは、
富ヶ谷に住む植木職人の小林菊三郎さん。
小林さんの家から、渋谷駅まで歩くハチ。
ちょうど小林ラジオ商会の前を通る商店街あたりを、
てくてくと歩いて、いたのだろう。
実際には、上野教授よりも、小林さんに飼われていた期間のほうが
ずっと長い。映画では、野良犬になったように描かれていたが、
本当は植木職人の小林さんが最期まで、面倒をみていたそうだ。
ハチが死んで80年近く経った。
でも、飼い主を想って駅前で待つような犬はいない。
やっぱり、ハチはすごい犬だった。
「meets井の頭線:井の頭線でみつける!ていねいな暮らしのヒント」
スポット名 | 小林ラジオ商会 |
住所 | 渋谷区富ヶ谷1-43-7 |