※この記事は2015.10.20に作成された記事です。
今では下北沢というと本多劇場やカレーフェスなどで有名ですが、江戸時代はお灸の下北沢として賑わったとか。もうそんな痕跡はないんだろうなーと思い、検索したら現存していました!
我が国で初めて針塚を建てたところだそうですよ。針供養は、折れてしまったり曲がった針を豆腐にさして供養すると聞いていますが、実際には目にしたことがないです。
今でも行われているこのお寺の針供養は、世田谷区指定無形民俗文化財に指定されています。来年の2月が、注目されます。
山門の左横に“粟嶋の灸”という看板が見られます。
腰痛で苦しんでいた和尚さんがいて、淡島神明のお告げでお灸をしてみたら、たちどころに良くなったものだとか。それから、僧侶に灸の秘伝を伝え、毎月3・8を灸治の日にして、こちらのお寺さんは大賑わいだったそうです。
樹齢400年以上と言われるイチョウの木の奥には、幼稚園が併設されています。
それを見ながら本堂に進むと、いきなり葵の御紋が出てきました。
1608年、結城秀康の位牌所としてできたお寺です。徳川家の位牌所なので、三つ葉葵がついているものでした。
境内には,辯財の流れがあり、鎌倉の銭洗弁天のように、お金を清める場所がありました。
このお寺に来て、なんだかいろんなことが身近に感じられました。
針供養・お灸・葵の御紋、、、、
古きを訪ねて、新しきを知りたいですね。
実は、この森厳寺でお灸をした人達が、神泉駅近くの鉱泉で温まると、効果が倍増すると言われていたそうで、私はその道を歩いてみることにしました。
「meets井の頭線:井の頭線でみつける!ていねいな暮らしのヒント」
スポット名 | 森厳寺 |
住所 | 世田谷区代沢3-27-1 |