※この記事は2014.06.12に作成された記事です。
先日カフェタイムに伺った、京王多摩川駅近くにある『和cafe dining野蒜(のびる)』。ちょうど、友人との会食をゆっくりできるお店を探していたので、6月初旬のディナータイムに予約を取っていました。
友達の一人が少し遠いところから来ることになっていたので、当日は18時半からとちょっと早めの時間で予約。駅も近いので、帰りはすぐに帰路につけるのも便利だと思い、このお店を選びました。
予約時間ちょうどに三人で伺ってみると、お店のご主人の奥さんが席へ案内してくれました。私たちはソファ席横のゆったりとした大きなテーブル席に座りました。
今回は2900円の野蒜コースというお任せのコースをお願いしていたので、どんなお料理が出てくるのかとても楽しみにしていました。まず最初に、各自好きな飲み物をオーダー。お店のオススメはこだわりの日本酒と山梨産ワインですが、ノンアルコールドリンクなども取り揃えていました。
飲み物と前菜が運ばれてくると、奥さんがお料理の説明をしてくれます。この日の前菜には可愛らしい稚鮎とフキの葉の当座煮が出てきました。どちらも普段はあまり食べる機会がない食材なのと、日本にはせっかく四季があるので、季節を感じられる旬の物を食べる機会を作らないと!と思いました。フキは茎を食べるイメージがありますが、葉は少し苦味があってお酒に合うことを知りました。次にカツオが出てきたのですが、涼しげな器への盛り付けがとっても素敵でした。
更に運ばれてきたお魚には一同驚き!深海魚の八角の塩焼きが出てきました。顔がちょっとサメのような形をしています。とてもやわらかい白身で、やさしい味をしていました。こんな珍しいお魚を食べるのは全員はじめてでした。
タイミングが良ければ、調布アイランドプロジェクトで新島から調布飛行場へ運ばれてくる、新鮮なお魚が出てくることもあるそうです。
このお店のお料理はご主人が素材を活かす味付けをしていて、どれもとても優しい味をしていました。盛り付けの器にはお店のご夫妻が好きで集めた骨董の器なども使われています。時代を経て生き残ってきた素敵な器での食事というのも、滅多にない機会だと思いました。
玉子焼はうっかり写真を撮り忘れて、1つ食べてしまいましたが…、可愛い骨董の器でしたよ。〆にはインゲンの酢飯とお味噌汁にお新香で、目も舌もお腹も大満足のコースでした。
最後に出てきたのはほうじ茶のソルベ。少し濃く出したほうじ茶をカキ氷のようなシャーベット状にした物。クリームがかかっていて、食べてみるとコーヒーのような感じもして、口の中はコーヒーよりアッサリサッパリする感じがしました。このデザートは奥さんが作っているようです。
通常のお店ではコース料理を頼むと、大体2時間制で慌ただしかったりするのですが、今回の食事会は少しゆっくりとした時間を過ごしたかったので、こちらのお店にして大正解でした。大切な友達や家族と一緒に、ゆったりした空間で贅沢な時間を過ごすのにとても最適なお店だと思いました。
お料理の味や盛り付け、お店の小物やインテリアのセンスも良く、とても素敵なご夫妻が営んでいるお店でした。7月7日で1周年を迎えるそうです。今後は家族を連れて訪れたいと思いました。
写真・文 yuralink
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スポット名 | 和cafe dining野蒜(のびる) |
連絡先 | 042-446-2818 |
住所 | 東京都調布市多摩川5-5-4 1F |
定休日 | 定休日 水曜、日曜、祝日(日・祝は4名以上での予約または貸切に応相談) |
営業時間 | Cafe-time 14:00~18:00 Dinner-time 18:00~22:30(L.O.22:00) |