※この記事は2014.04.29に作成された記事です。

日曜日の午後、Book Cafe Den(ブックカフェ・デン)で行われた「小さなハープの演奏会」。
小さなハープとは、膝の上にのせて演奏するアイリッシュ・ハープのことでした。
先日、このカフェに訪れた際、入口に入ってすぐの所にこの楽器が置かれているのを目にしていました。そして、週末に演奏会があることを知り、お邪魔させて頂くことに。

13時からの演奏会がはじまる15分ほど前に行ってみると、席はほぼお客さんで埋まっていました。
常連さんは30分ほど前に来て、お気に入りの席に座り、飲物とケーキを味わってから演奏がはじまるのを待っていた様子。この演奏会には飲物とケーキが付いており、演奏中に飲食できるスタイルだったのですが、せっかくの生演奏の最中に食器の音を立ててしまうので、ちょっと失敗したなぁと思いました。
次の機会には先にスイーツを味わった後、素晴らしい音楽を楽しめたらと思っています。
私が席についた後にも、お客さんが続けて入ってきて、20名前後でしょうかお店は満席状態。
子供から大人まで、音楽好きな方々が集まって来ているようでした。

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演奏会のはじまりに、お願いした紅茶とオレンジピールのシフォンケーキが出てきました。
そして、アイリッシュ・ハープ奏者の梶伸子さんから、演奏プログラムをひとりずつ手渡しで頂きました。奏者にとても近いところで、楽器の生演奏を聴けるというのが、とてもアットホームな雰囲気ながらも、実はとても贅沢な気がしました。
梶さんはハープによる「音育(おといく)」という活動を行っていて、調布市を含め多摩地域、都内近郊のいろいろな場所で講座や演奏を行っているそうです。子供向け、母親向け、妊婦さんの胎教、親子で楽しめる、など様々なイベントを行っています。
6月以降このカフェでもハープ教室の開講も予定しているということで、詳細は梶さんが代表を勤めているエル・ソレイユのホームページ に近々掲載されるそうです。「otoikuchan」という、とっても可愛い音符の形をしたキャラクターが最近誕生したそうです♪

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演奏がはじめるとハープの音色とメロディをどこかで聞いたことがあるように感じました。そして、頭に思い浮かんだのがジブリアニメ『借りぐらしのアリエッティ』の物語でした。家に帰って調べてみると、主題歌を歌っている女性歌手セシル・コルベルさんは確かにハープを演奏して歌っていました。そして、彼女はケルト民族音楽歌手兼ハープ奏者だということを知りました。ケルト地方はアイルランド周辺のことを指すようで、伝統楽器のケルティック・ハープは日本語ではアイリッシュ・ハープと呼ばれることが多いそうです。
映画を見た時には音楽のことなど全く意識していなかったので、私の頭がハープの音を記憶していたことに驚きました。今回の演奏会で曲を聞いていた間は、風が吹いている、どこか寂しげな風景がずっと思い浮かんでいました。

今回演奏された曲で知っていたのは「グリーンスリーブス」、「めぐり逢い(映画『余命一ヶ月の花嫁』主題歌)」、「ジュピター 組曲「惑星」より」の数曲だったのですが、1時間で10曲以上の曲を聴くことができました。優しい音色を生で聴くことができ、とても癒される時間でした。
演奏途中、梶さんからは「音育」についても少しお話がありました。
現代社会では多くのストレスがあるので、小さい時に気に入っていた音を聞くと、ストレスが軽減されることがあるようです。例として、小さい頃に気に入っていた音のするオモチャを持っていた子が、思春期の何だか分からないイライラやモヤモヤしていた時期に、昔のオモチャの音を聞いて心を落ち着かせていたそうです。赤ちゃんが母親の胎内にいた頃の音を聞くと、安心するような効果が音にはあるのでしょう。理由は分からなくても、聞いていて心地よい音や音楽、声やメロディが人それぞれにあるのだろうと思いました。

演奏が終わった後に、お隣に座っていた85歳というご老人と少しお話することができました。中学生の頃(戦時中)に演奏していたフルートを定年退職後に再びはじめて、今でも続けているそうです。毎日ひとりで練習しながら、グループ練習に出かけたり、楽器を演奏することで仲間が増えて、楽しく過ごしているという元気な紳士でした。私も今回の演奏会に訪れてみたことで、ご近所の方と知り合ったり、会話することができ楽しい時間を過ごすことができました。

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この日はたまたま店長さんがお休みで、お店はオーナー夫妻が切り盛りをしていたので、演奏会の後に少しお話をすることができました。想像していた通り、とっても朗らかで素敵な印象のご夫妻でした。
どこかの国を思わせる雰囲気の空間なので、海外に住んでいた経験があるのでは?と伺ってみましたが、私の予想は外れていました。自分達の好きな雰囲気に近づけて行ったら、自然と今のような空間になったそうです。扉を開けて中に入ると、日常を忘れて静かに落ち着ける空間が広がっているので、本当に隠れ家のように、日常から隠れたくて訪れる方が多いそうです。時々本の入れ替えも行っているということで、読んでみたい本があれば店長にリクエストしておくと、オーナーが仕入れてくれる場合もあるそうです。現在はオーナー夫妻は別のお仕事を持っているそうですが、このお店は将来的にもずっと続けていきたいと思っていて、ご近所や地域の方々と情報交換ができるような、いろいろな繋がりができるコミュニティカフェのようなお店に育てていきたいとおっしゃっていました。

5月17日(土)にはガレージセールを開催(雨天開催)するそうです。
出品者を募集しているそうなので、衣類、日用品、本、雑貨など、使っていない物がある方は、是非お問い合わせしてみて下さい(ホームページ)。

それから、不定期で週末に月2回ほど、お店の隣にあるお茶室で茶道入門も行っているそうです。
店長さんもオーナー夫妻もとってもフレンドリーな方々なので、またお話しに行きたくなってしまう素敵お店です♪

「4月5月のテーマ:海外の自宅を訪れた気持ちになるお店」
写真・文  yuralink

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このスポットの情報
スポット名 Book Cafe Den (ブックカフェ・デン)
連絡先 042-488-4351
住所 東京都調布市上石原2-22-3(品川道沿い)
定休日 月曜・火曜
営業時間 11:30~18:30