※この記事は2014.04.21に作成された記事です。
今の地球は、このまま同じようなレベルで生活していると、
あっと言う間に生物が住めない環境になってしまいます。
動物たちは、すごい勢いで絶滅していき、
ちょっと前までは野生の姿が見られた動物も、
今では絶滅しつつある種も多くいます。
多摩動物公園は、そういった地球の環境状態にも敏感で、
色々なところで、絶滅を防ぐためにできること、
どんな動物が絶滅しつつあるのかということを、さりげなく教えてくれます。
園内には野生生物保全センターもあり、
種の保存、生息地域の保全活動なども盛んに行っています。
もう日本では絶滅してしまったコウノトリ。
中国から導入し、繁殖している現在の様子も、
分かりやすくパネルにて説明しています。
同じく絶滅してしまった日本トキ。
同じく中国から導入した個体を繁殖したり、
キレイな藍色の蝶、オガサワラシジミ。
今では希少種となってしまたこの蝶の繁殖も積極的に行っています。
そんな中、
多摩動物公園のオラウータンの飼育場所では、
私たちでも簡単に支援に参加できるものがあります。
それが、緑の地球プロジェクトです。
ちょうど、学校の推薦図書にもなっている本にも、
この森のことが詳しく書かれていました。
私たちが何気なく暮らしているだけで、
オラウータンや象などの野生種の住む場所がなくなっているというお話。
私たちが使っている洗剤、化粧品、食べているもの、
それに使われている油を取るために、
野生の森を生産のための森に作り変えていると言うお話しです。
野生の生物は、森であれば何でも良いというわけではありません。
その動物に適した木なり、草なり、花があり、
そこに集まる動物や昆虫が必要な動物たちもいるのです。
多摩動物公園では、
そういったお話も分かりやすく説明してあり、
私たちも自然の森の再生に協力できるようになっています。
こういった活動が身近にあると、
私たちも、自分たちが住んでいる地球の将来、
生き物達の将来を考えやすくなると思います。
動物をただ観るだけの動物公園ではなく、
生態系を考え、自分のライフスタイルを考える動物公園になりつつあり、
色々なことを考えさせられる1日となりました。
サイやトラなどは、
今でも絶滅しつつあります。
象やゴリラなどの、身近だった動物も、すむ場所がなくなってきています。
私たちが生きているうちに、
こういった動物たちの将来を考え、
一緒に生きていけるようにしたいですね。
多摩動物公園にいらした時には、
ぜひ地球の将来について考えてみてください。
スポット名 | 多摩動物公園 |
連絡先 | 042-591-1611 |
住所 | 日野市程久保7-1-1 |
定休日 | 水曜日 |
営業時間 | 9:30-17:00 |