※この記事は2013.11.05に作成された記事です。
10/22の記事でも、首都大学東京南大沢キャンパスで10/26から開催の「東京の大地を探る」展を紹介しましたが、今回は11/4に開催された講演会に参加してきました。
私が聴講できたのは、 「活断層と直下型地震 ~関東地方と東京の場合~」 で産総研の研究者が関東地方の活断層の実例、そこからの情報の読み取り方、地震との関連性、などについて講演されました。
聴衆も50人以上は詰めかけたと思うのですが、質疑応答では活断層と断層の違い、余震という言葉の定義などについて、鋭い質問がでて、講師も一生懸命に説明するなどの熱いやりとりがありました。
サイエンスの場での真剣なやりとりは、ホントにおもしろいです。理解するのに、普段とちがう言葉使いを理解しないといけませんので、そこにちょっとだけハードルがあるのですが。
展示では、京王よみうりランドと稲城駅の間に、新宿に向かって右側に見える大きな崖についての解説があります。
こうした身近なテーマで説明すると、サイエンスもぐっと身近に感じますね。 そのほかにも、東京湾のなりたちや、王子駅から見える、桜の名所飛鳥山、ほんの6000年前はそこが海岸線だった、なんて面白い話も沢山展示されていて、きちんと理解していこうとすると、なかなかに楽しめる展示になっています。
また、顕微鏡で砂粒の特長を観察できるようになっていたりと、展示数よりも中身で勝負していますので、東京の地形マニア、高低差オタク、坂道マニア、はぜひ来場して理解を深めて下さい。
11/10まで、11~17時開館です。
首都大学東京 学芸員養成課程 の方々には、これからも楽しめる展示を企画していただけますよう,よろしくお願いします。
スポット名 | 首都大学東京91年館 |
住所 | 南大沢駅から徒歩 |
営業時間 | 11/10まで11時~17時 |