※この記事は2012.06.10に作成された記事です。

商店街をぶらりと歩くことが大好き、見知らぬスーパーの店内を見ることが大好き、もちろん、その商店街のラーメン店は全てで実食済みという親爺・棟梁が、商店街を棟梁視点で見てみる。

時の移ろいと共に、お店だけでなく、商店街自体も大きく様変わりするから、訪問月を明記の上でのご紹介。

■八幡山駅(八栄会・商福会)-2012年6月

八幡山駅のプラットホームの下を通る赤堤通りによって、東と西が分断される。

しかも駅南側の東側は都立松沢病院が占め、駅北側の東側は大きい駐車場が占めている。

つまり半分が商業施設として使えないと言う特殊事情がある。

またこのエリアは、杉並区と世田谷区が複雑に入り組んでいる。

駅南側の商店会は八栄会、駅北側の商店会は商福会がまとめ上げていて、この両会は、イベントや行事でお互いが協力し合っている。

先ずは、駅出口を出て正面を横切る赤堤通りを右に、即ち南下してみよう。

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八栄会のモニュメントである、夜なるとこの中が明るくなる。

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恒例の街灯も。

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先ず目についたのが、この店。

『カルチャーステーション アイドルグッズ館』(世田谷区)とある。

古本屋のようだが…、本店は先にあると掲示されている。

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随分と小さな店が目に入った。

『Delicatessen Pakozau 惣菜 包香子 くるみ屋』(世田谷区)とある。

土曜は休みなのだろうか。

持ち帰り専門の餃子屋さんで、各種惣菜も詰められたお弁当は人気。

さらに先に行ってみる。

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『Culture Station 芸能資料館』(世田谷区)であり、先ほどの店の本店だ。

アイドルタレントの写真集、ポスターからテレホンカード、生写真まで揃っている。

親爺としては、ちょっと入り難い。

駅方向に戻り、先ほどの『Delicatessen Pakozau 惣菜 包香子 くるみ屋』の先、左折して小さな路地に入る。

T字になっている突き辺りで辺りを見てみると…。

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今入って来た道沿いにあるのが、『中国料理 龍』(世田谷区)。

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その突きあたったT字路の左、直ぐ右側にあるのが、『中華料理 丸昭』(世田谷区)。

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同じくT字路の右、通りの左側奥にあるのが『京八』(杉並区)、こちらも中華料理店だ。

中華関係のこの密集度は凄いものがある。

凄いと言えば、その『京八』の先にある店。

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『夢食堂』(杉並区)、小さな店だが今や凄い有名店。

あのインテル・ミラノで活躍する長友選手が通っていた店だ。

話を戻そう。

突き辺りのT字路を右折、直ぐの角を左折すると、いくつかの店が立ち並ぶ。

その正面に見えるのがこちら。

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『自家製創作ころっけと珍しい焼酎の店 創作和洋膳 ぱーる』(杉並区)。

長い…。

100種以上揃う焼酎も凄いが、この店ではやはりコロッケに注目。

豚肉と青とうがらしの激辛コロッケを、試していただきたい。

今来た道を戻り、ミニスーパー・まいばすけっとの先を左折する、下町にあるようなS字の細い道。

その先に、小ぢんまりとした店がある。

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『ふるほんと雑貨 グランマ―ズ』(杉並区)。

明るい店内、古本屋とは思えない、実際、そこにある本はいずれも綺麗。

先に進むと駅舎に突きあたるので、左へ、最初の角を左折したら、直ぐ右にあるのが、この地での1店目。

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『麺屋 十王 八幡山店』(杉並区)で、本店は府中にある。

府中の本店は実は移転していて、その前の時代から食べているのだが、ここ八幡山に支店ができたのは知らなかった。

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いただいたのは店名を冠した、十王麺500円。

あご出汁とある、豚骨醤油に和風出汁を加えたもの。 

少し濃い目の魚粉の味、香りがするのは、移転前の府中本店と同じ。 

中太の軽くウエーブのかかった麺は、コシの強い大栄食品のもの。 

具は、ネギ、メンマ、ワカメ、ナルト、そしてバラ肉ロール状のチャーシューはかなり大き目で、肉って感じ。 

悪くはないのだが、ちょっと重く感じられる。

店はアチラの方かな、たった一人で切り盛りされているが、この方の接客が実に良い。 

ちょっと手足の不自由なお客さんがいたが、先に動いて杖を手渡ししたり、笑顔で丁寧な接客をしていた。

値段と言い、接客と言い、CPの非常に高い店である。

また駅舎の方に戻り、左へ、直ぐ左側にあるのが、この地で2店目のラーメン店。

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『らーめん つけめん 喜一郎』(杉並区)、例の手書きの看板の店である。

小さなテーブルがあるのだが、食券機置き場になっていて使えない、カウンターだけの小さな店である。

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いただいたのは、らー麺500円。

こちらも高いCP。

あれ、ビジュアルが以前と違う。 

先ず、麺が違う、少し太くなっている。 

スープが違う、以前は鶏がら系のもので、少し時間が経つと、表面に膜が張ったものだが、今のは豚骨も入っている気が…。 

青菜や水菜が無くなっていて、替わりにモヤシやキャベツが入っている。 

肩ロースと思われる小さめのチャーシューやメンマは同じだが…。 

海苔も違っている。 

試行錯誤の最中なのだろうか、それとも方向性を変えてきたのだろうか。

それでも多くの常連さんが来店されている。

店を出て左へ、2つ目の角で左を見ると、実によく見馴れた光景が…。

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私的にはプラットホームから見える、八幡山名物と勝手に呼んでいる建物である。

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近づいてみると、右手にホール入口がある。

理由は分からないのだが、私的に合点がいった。

2006年に完全オープンした、『京王リトナード』に向かってみよう。

駅出口から目の前の赤堤通りを渡った所にあるのが、この地で3店目のラーメン店。

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『麺屋 狢~むじな~』(世田谷区)。

よく、このような店名を飲食店に付けたなの印象。

普段は、中華そばをいただくのだが、初夏の暑さから、この日は別メニューを。

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辛つけ麺800円。 

辛い、と言っても旨辛いタイプ、喉に若干はピリピリ来るが。 

麺はやや太目の軽くウエーブがかかったゴツイタイプ、モチモチと言うよりは、グワシって感じかな。 

豚骨魚介系のツケダレに唐辛子系の辛味。 

コロコロとしたチャーシューがゴロゴロと入っている。 

う~む、このチャーシュー、旨過ぎ。 

そして平たいメンマが数枚、ネギ。

旨い店では、何を食べても旨い、と言うことが分かる。

13時を過ぎても、店外行列が…。

その奥にあるのが、この店。

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『くるみ屋 dining』(世田谷区)。

先ほどの『Delicatessen Pakozau 惣菜 包香子 くるみ屋』の本店?と思ったら、アチラの方が本店。

こちらは餃子を中心にした各種台湾系の惣菜で、楽しく一杯飲める店。

さあて、駅北側の商福会のエリアに足を進めよう。

駅出口から左へ行った直ぐ角にある小さな店。

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『秘伝 からあげ 鳥辰』(杉並区)である。

唐揚げを中心に、各種揚げものが揃う。

これらを詰めて弁当にしたものが、それこそ凄い勢いで売れている。

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この立て看板メニューは、終了ギリギリなので、あくまでも参考に。

あれ?そのビルの上に、何やらを案内している看板がある。

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駅のプラットホームから見えるように設置しているのかなと、後で確認したが、余りよく分からない。

何処ら辺りを歩く人に見せる案内板なのだろうか。

その案内の通りに、『秘伝 からあげ 鳥辰』の手前の路地を左に入り、直ぐの角を右折すると、直ぐ右側に案内された店がある。

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『Just Baked MIC'S 』(杉並区)、出来たてパンのベーカリー。

店内仕切りがなく、パン工房もよく見える、次から次へとお客さんの来る人気店だ。

その先の左側に洒落た店がある。

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『Atelier Yoroizuka』(杉並区)、名パティシエ・鎧塚俊彦氏の店で、アトリエだった所で2009年にオープン。

甘く、可愛らしい洋菓子の並ぶ様は、女性だけでなく、万人の目を引き付ける。

この店の先は、道路が鍵型になっていて、見えなくなっている。

引き返そう。

角、右側の薬屋さんの入っているビルの地下に気が付いた。

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『THEATER WORSAL ワーサルシアター』(杉並区)、55席分が確保できる小劇場である。

各種公演だけでなく、練習場としても貸し出されているようだ。

左に曲がって赤堤通りに出る前、左手のビルに貼られたポスターが気になった。

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『Carasawagi Bar からさわぎ場』(杉並区)、ポスターの貼られているビルの3階にあり、世界の珍しいビールと、店自慢のローストチキンを楽しめる。

笹塚にもある。

店を撮影するために、赤堤通りの東側を甲州街道目指して歩く。

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目に付いたのが、青い店舗回りの、『エルムス動物医療センター 八幡山』(杉並区)だ。

こちらは今年の6月1日に、「ELMS PET CLINIC」から店名改称されている。

看板は、変わっていないようだ。

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赤い看板の店、黄色い看板の店が続き、次に目についたのが、外装の板をピンク色に塗った、『affes hair design』(杉並区)。

幡ヶ谷にも店があり、スタッフのスケジュールや予約がWEBから出来ると言う便利さ。

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その隣は、綺麗なグリーンの看板の店、『Shiroya Cleaning』(杉並区)だ。

シロヤとしてチェーン展開していて、緑色が基調の色かと思ったら、そうでない店もある。

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その先、和の趣の店があり、和食でもいただけるのかと思ったら、何とコチラは、『すぱげてぃ屋 Pazeesco ぱぜすこ』(杉並区)である。

季節限定メニューも含め、常時30種以上が食べられるが、一押しは、ナポリタン。

具の多さに圧倒されるほどの人気メニューだ。

そのまま赤堤通りの東側から、甲州街道を渡ると、その先にあるのが、この地で4店舗目のラーメン店。

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『麺屋 一本道 八幡山店』(杉並区)。

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いただいたのはイチ押しの塩ラーメン680円。

旨味の強い塩、スープが実に旨い。 

製麺機が置かれているのに、この麺は、中野新橋の本店で作られているもの。 

つけ麺も汁麺も同じ麺、とのこと。 

中太のほとんどストレートの麺だが、これとスープとの相性が若干疑問。 

このスープには、もう少し細めのツルッとした麺の方が…、まあ、好みの問題か。 

具は、海苔、大きなメンマ1本、1/2味玉、ネギは青みの部分、そして肩ロースのチャーシューは大き目で美味。 

いやあ、このスープにはライスが合うなあと思っても、15時までサービスの小ライスは断っていたからな~。

店を出て右へ、赤堤通りの西側からの横断歩道の所に、この地で5店目のラーメン店。

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『天下一品 八幡山店』(杉並区)。

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いつもはこってりをいただくのだが、今回は、あっさり中華そば700円。

鳥ガラと豚骨が主体なのかな、魚介系は余り感じられない。

大き目のチャーシューも嬉しいが、青ネギとスープ、中太の麺とのバランスが良い。

お腹の空き具合によっては、こちらの選択もあり、だな。

目の前の横断歩道を渡って右へ、直ぐ左にある路地を覗く。

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蕎麦屋さんなどがマンションの1階に並んでいる。

そうか、この道は、 『Atelier Yoroizuka』から続いている道だと言うことに気が付く。

さらに環八を目指そう。

何軒かの気になる店もある。

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左側が、『キッチン とん勝』(杉並区)、右側の甲州街道に面した店が『食堂 まっこ』(杉並区)だ。

『キッチン とん勝』はアットホームな雰囲気で、ご飯の量が凄い。

『食堂 まっこ』は小さな店だが、ご常連で賑わっていて、日替わり定食が品数も多いと評判。

その先に、この地で6店目のラーメン店、もちろん商福会に加盟している。

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『麺屋 誠 八幡山店』(杉並区)。

八幡山店と言っても、発祥の店である。

いつもは太麺をいただくのだが、こちらでもいつもと趣向を変えて、細麺で。

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細麺650円。

濃厚な豚骨醤油、細麺だからスープの掬いが凄い。

細麺も、良いな~。

大き目のチャーシューは相変わらず旨いし、卓上の2種のニンニク、揚げニンニクのチップと、おろしニンニク。

味の変化を楽しみながら、スタミナ満点の一杯。

さあて、ここまで来て、ハタと思い出した。

八幡山の地名、駅名のルーツを探らなくては。

この駅は1913年、「松沢」駅として開業、1937年に「八幡山」駅と改称されている。

地元の八幡神社に名を由来していると言う説がある、だからその神社を見なければ話にならない。

再び駅に戻り、赤堤通りを南下する。

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商店会の名前が通りから消えた頃、左手に大きな木の一群が見える、ケヤキだ。

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こちらは、『松沢けやき公園』(世田谷区)と名付けられていて、小さな休憩用のイスもある。

この辺りを注意してみると、数々のオブジェを発見できる。

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その先の右側に、『大宅荘一文庫』(世田谷区)が見える。

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評論家の故・大宅荘一氏の20万点を超える蔵書、大半は雑誌や雑本だが、それらを一般に広く開放している。

その先の角を右折して、真っ直ぐ行くと、広いグラウンドに出る。

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『明治大学 八幡山グラウンド』(世田谷区)である。

そこに行く前を左の方向に複雑に進むと、目指す目的地に辿り着く。

簡単に行ける方法もあるとは思うのだが…。

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『八幡社』(世田谷区)とある。

住宅街の中にあって、清々しい空気が感じられる。

通りの半分を商店街としては使えないエリア、杉並区と世田谷区が入り組んだ土地柄、それでいて、個性的な、面白い店が数多くある、八幡山の商店街、八栄会と商福会。

駅から見ただけでは分からない数多(あまた)の店舗、思ったよりも活気に溢れている商店街、そして行き交う人々。

明治大学や日本大学の体育施設や寮があるためか、若い人たちの往来も多い。

未だ未だ懐の深そうなこの街を、好きになってしまった。

このスポットの情報
スポット名 八幡山八栄会・商福会
住所 東京都杉並区上高井戸1-1-11