※この記事は2012.04.11に作成された記事です。
商店街をぶらりと歩くことが大好き、見知らぬスーパーの店内を見ることが大好きな親爺・棟梁が、商店街を棟梁視点で見てみる。
時の移ろいと共に、お店だけでなく、商店街自体も大きく様変わりするから、訪問月を明記の上でのご紹介。
■武蔵野台・商栄会-2012年4月
この駅を降りる前の下調べで、特徴と言うか、へぇ~、こんなに、と驚いたことがあった。
その辺りを中心に、そして数少ない飲食店を見る、そのような歩き方をしてみた。
プラットフォームに降り立つと、とにかく目に付くのが、『丸正 武蔵野駅前店』である。
先ずは、北口から外に出てみよう。
駅舎を出て正面はここは何処、と言った風景、一度は目視してもらいたいものだ。
先ずは線路沿いに右に行ってみよう。
商店会の恒例のモニュメント、どちらが表でどちらが裏か分からないが…。
正面に見えてくるのが、趣のある建物、『さか本そば店』である。
この店が昼からやっている飲食店1軒目。
そこを左折する。
やがて左側に見えてくるのが、『TASHIRO MIX HAIR』である。
いわゆる理容店、1店舗目。
その先直ぐ、やはり左側にあるのが、『ふじや美容室』。
美容室で、理容・美容の2軒目。
その先、旧品川通りとの交差点左手前角に、お客さんが途切れることの無い人気店がある。
『あけぼの だんごの美好 白糸台店』である。
お客さんのいない時の写真を撮ることができないほど。
その交差点を右折して少し行った右側、保育園の先に、看板の無い店がある。
『石坂豆腐店』である。
何故分かったかと言うと、丁度、買い物をしている方がいたので、店舗と分かったのだ。
先の交差点に戻り、北上してみる。
やがて左側に見えてきたお洒落なお店が、『HAIR STUDIO STONE』である。
その手前の通りを左に入ると過ぐ右手にあるのが『Hair Relation』の瀟洒な店舗構え。
これで理容・美容の3軒目、4軒目である。
やがて通りは旧甲州街道に出る、左折しよう。
少し歩くと、西武鉄道多摩川線の踏み切りがあるから、手前を左折する。
再び旧品川通りに出会う、そこの左手前角にあるのが、『Morgen Bäckerei』、商店会での店舗紹介では「モルゲンベカライ」と書かれているパン工房で、かなりの人気店である。
その隣、つまり角から2店目にあるのが、『ビューティーサロン 乃里』である。
これで理容・美容店は5軒目。
ところでその交差点を右折すると、西武鉄道多摩川線の白糸台駅に出るのだが…。
このように、こちら側から行くと、直ぐに駅に行くことができない。
ぐるっと回って踏み切りを越えて、さらに大回りして行かないと駅に行けないのだ。
この不便さは、どうにかならないものだろうか。
因みに、白糸台駅前にも、『HAIR SALON TAMA』と『salon de onzio』の理容・美容室が並んでいる。
先ほどの旧品川通りの交差点から駅方向を目指し、駅舎に戻ってから南口側に行ってみる。
降り立った目の前の銀行ATMのビルの2階にあるのが、『Natural hair at e’z』。
これが理容・美容の6軒目。
その右手、丸正の手前にあるのがこの店。
『カフェドジェノワーズ』、洋菓子を販売しているが、奥が喫茶・レストランになっていて、カジュアル・イタリアンをいただける。
つまりこの店が、飲食店2軒目。
駅舎からのエスカレーターの左側に行ってみよう、左手にはマクドナルド(飲食店3軒目)がある。
突き当りを右折して、車返団地への通りの緩やかな下り坂を行く。
右側のビルの2階、『びゅうてぃーメグ』とも『メグ美容室』とも看板が掲げられている店がある。
その建物の1階には『ヘアーサロン エックス』がある。
つまりここで理容・美容は7軒目、8軒目となる。
その建物の先を右折して、小路に入っていく。
団地の手前には野原が広がる、ここは東京なの?と言った景色が左手眼下に広がる。
やがて左側に見えてきたのが、『カットハウス2001』。
理容・美容の9軒目。
この店に来る少し手前、左側から坂を降りることのできる小道があり、坂を下りたところにあるのが、この店。
『中国家庭料理 龍之家』、これで飲食店4軒目。
団地に出る手前右手に、正体不明な会社が…。
何の会社だろうかとグルッと回ると入口看板から、その業務内容が分かった。
団地に入らずに手前の道を左に行く。
やがてT字路に出るがそこは、先ほど小路で右折した元の通り・車返団地への通りの坂下であった。
その左側のマンションビルの2階店舗部分に…。
『BOY』と『VCUT』と言った店が並んでいる、つまり理容・美容の10軒目、11軒目。
その目の前にあるのがこの店。
『麺屋 春日』。
ここには以前、「とらや」なるラーメン屋と言うか、チャーハンなども供されていた有名店があった場所で、ラーメンブームの頃、筆者も2001年に訪ねている。
その店が2009年に閉店し、2009年12月に開店したのが、この店。
カウンター10席のこぢまりとした店、綺麗な店舗である。
飲食店5軒目である。
いただいたのは基本の、らーめん600円。
濃厚豚骨魚介魚粉系とでも呼ぶのだろうか、かなり濃厚なフル・ボディのスープ。
麺は中太のストレート、ムッチリとしたもの。
具は、ネギ、多めのメンマ、海苔、ナルト、1/2味玉は黄身が溶け出さない状態、味もしっかりとしている。
チャーシューは大き目の肩ロースで、肉厚のもの。
流行であるし旨いとも思うが、団地の方を対象にした店としては、鶏ベースの優しい醤油のほうが来店回数自体増えるのでは、などと言った、余計なお世話を考えてしまった。
この店の隣が、派手なと言うか、賑やかな雰囲気の店、『お酒・雑貨・ペット用品 さくらコマース 車返店 げんき屋』がある。
この店の前に広がるのが、車返団地である。
団地内店舗の案内がある。
団地内のスーパーも、外にあった店と同じ系列、『さくらコマース』。
団地内にある飲食店はこちら、『手打ちそば・うどん 八轟』。
右側のガラス窓の向こう側に、蕎麦打ちのスペースがある。
飲食店6軒目。
あれ?
7軒目となるお寿司屋さんに気がつかなかった…。
先ほどの「麺屋 春日」「げんき屋」からさらに先に進むと、こんな風景も。
ここって、団地の目の前なのだが…。
さらにその先、白糸台通りの先には、『コープとうきょう ミニコープ車返店』がある。
スーパー3店目である。
さらにその先に看板が見つからない店がある。
ドア上の木の板を確認してみると、理解できた、その文字と絵柄から。
『BROWN』と言う店名であり、ここも美容室である。
これで理容・美容12軒目。
少し戻って、白糸台通りを右に、「おっぽり坂」から側道を上がった所から撮った写真がこれ。
眼下に広がる車返団地、ここに至るまで、スーパーが3店、飲食店が7店、それなのに理容・美容は12店もあると言う、不可思議なエリア。
多くの団地住民の方は、理容・美容でお洒落を楽しみ、3店あるスーパーで食材を購入し、多くの方が家飯を楽しんでいるのだろうか。
この商店街の店舗数の特徴が、このエリアの特徴であるとしたら、こんなに楽しく、珍しい現象を見つけ出したことを素直に喜びたいと思う。
歩き甲斐のある商店会であった。
スポット名 | むさしの台商栄会 |
住所 | 府中市白糸台4 |