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子連れファミリーの定番スポットといえば「動物園」。でも、漫然と動物を見物することに単調さを感じたり、やたら歩いて疲れきったりすることはありませんか。そこで今回は、動物園を賢く上手に楽しむテクニックを、自身もママである「多摩動物公園」スタッフの片田菜美さんにお聞きしました。
●ツボ1・ 園内の旬のスポットを押さえる
多摩動物公園は、新たな施設が作られたり、動物が話題をもたらしてくれたりと、日々新しい変化に富んでいます。そんな旬のスポットを見に行くのも楽しみのひとつではないでしょうか。2005年に完成した「オランウータンのスカイウォーク」では、高さ15m、長さ150mのワイヤーロープをオランウータンが渡っていく様子を見ることができます。ロープを渡るときにこちらをからかうようにぐるぐる回る子もいて面白いですよ。スカイウォークを渡るのは基本、11時と15時の2回。ただし、オランウータンは賢い動物なので、時間は機嫌次第で多少変わります。その辺を考慮してゆったり見守ってあげるのがポイントですね。見物はロープの下から見上げる形が一番のおすすめ。頭上をオランウータンが渡るのでとても迫力があり、皆さん大きな歓声を上げていますよ。
それから、現在は3月5日に誕生したチーターの赤ちゃんを一般公開しています。動物園で動物の赤ちゃんが誕生するのは、実はとても貴重なこと。特にチーターは16年ぶりの赤ちゃん誕生なので必見です。動物の赤ちゃんの一般公開情報はHPに掲載しますので、随時チェックしてください。さらに、「昆虫生態園」など子どもに人気のスポットも押さえたいですね。ガラスの温室内では1年中さまざまな花が咲き誇り、たくさんの蝶が舞っています。そうっと近づけば蝶が花の蜜を吸う様子も見られ、お子さんはとても喜んでいますよ。蝶は、お日様に当たると体温が上がって活発になり、逆に夕方は休むことが多くなるので、見物は晴れた日のお昼頃がベストです。蝶の種類は約20種類ですが、数は季節によって変動があるので、通常見られる数は10種類以上。親子で蝶の種類を数多く見つけるのも楽しそうですね。
●ツボ2・一番の見学スポット「エサ時間」をじっくり観察する
動物が最も活発になるのは、何といってもエサを食べるとき。モウコノウマ、ハキリアリ、チンパンジー、ペリカン、レッサーパンダ、キリン、コアラは、エサを食べる「エサ時間」を見物できるので、動物の生き生きとした表情に出合えるでしょう。
チンパンジーは、コインをもらって自動販売機でジュースを買う様子や、筒に入ったエサを枝で落として食べる様子が見られます。コインをもらっても、販売機の近くに強いチンパンジーがいるとジュースを奪われるのを恐れて買わない子や、買いに来るチンパンジーを待ち伏せする強いチンパンジーなど、人間関係ならぬ“チンパンジー関係”が見られて面白いですよ。
ペリカンは、飼育係がアジを投げてあげるのですが、その息の合ったかけあいがとてもリズミカル。大きな口をぱかっと開けて食べる様子や、くちばしの袋にアジが入って膨らむ様子はインパクトがあり、子どもにも大人気です。それから、キリンは葉のついた枝を飼育係が持ってあげるので、かなり間近で顔を見ることができます。「まつげが長いなぁ」「きりんの舌って細長くて黒いね」など、皆さんそれぞれに新鮮な感想をもたれるようです。
さらに、日本でも本園でしか飼育していないハキリアリの「エサ時間」も一見の価値あり。このアリは、葉を切り取って細かくし、菌床を作ってキノコを育て、それを食べるという“農業をする”アリ。また、葉を切るアリ、それを細かくするアリ、菌の世話をするアリなど、何と分業まで行われているのです。そんな賢いハキリアリたちの生態を観察できるので、昆虫好きなお子さんは食い入るように見ています。それぞれの動物の「エサ時間」は、園内各所の案内図に掲示していますので確認してください。また、「エサ時間」が近づくと多くの人が集まってくるので、早めに見物場所を確保するのもポイントです。
●ツボ3・事前にコース作りをして効率良く園内を回る
この間、私も家族で本園に遊びに行ったのですが、小さい子どもがいると、トイレにしても移動にしても何かと時間がかかります。最初は「あれも見よう、ここも行こう」と意気込んでいたのですが、時間と体力が追いつかず、思っていたほど見物できませんでした。「せっかく動物園に来たのだから、できるだけ多くの動物に会いたい」という気持ちになりますが、あまり欲張りすぎても親も子も疲れきってしまいます。特に本園は広いですから、園内マップを参考にして先にコース作りをしておくといいですね。
まずは、お子さんの好きな動物など見たい動物をピックアップ。そして、その動物の近くにいる「エサ時間」が見られる動物を組み合わせるといいでしょう。見る動物が決まったら園内マップに印をつけて、効率良く回れるコースを作ります。大まかなタイムスケジュールも立てておくといいですね。特に「エサ時間」は決まっているので考慮して。また、小さいお子さんがいる場合は授乳室の場所も確認しましょう。食事をする場所も確保しておきたいもの。ただし、本園は食事がとれる店は4ヵ所のみ。その代わりレジャーシートを広げられる場所は多いので、家族連れにはお弁当持参がおすすめです。
それから、動物が一番元気なのは午前中なので、なるべく早くに来園されることをおすすめします。「動物園に行くといつも動物が寝ていて…」そんな印象のある人は、朝の動物の活発な様子に驚くかもしれません。さらに、都立動物園の公式HP「東京ズーネット」には動物の図鑑が載っているので、来園前に見物する動物について親子で調べておくと、より動物園を楽しめると思います。また、日曜日には、青いジャンパーを着たボランティアの人が園内各所にいて、動物の解説をしていますので、そういったサービスを活用していただくのもいいですね。
事前の準備が整ったら、いざ「多摩動物公園」へ。緑豊かな“動物公園”の魅力をゆったり堪能しながら、動物たちの生き生きとした姿に触れてください。
■スポット紹介
東京都 多摩動物公園
1958年5月5日に開園、今年で50年目を迎える。緑を生かした広々とした園内では、なるべく自然に近い状態で動物を飼育。5月1日には「アジアの沼地」が完成。カワウソや水牛、インドサイなど水辺に暮らす動物が見られるほか、コウノトリやシギなど約10種類の鳥が自由に飛び回る「ウォークインバードゲージ」の中を通り抜けることができる。5月10日から6月1日までの土・日曜にはスタンプラリーを開催。毎日先着2000名様限定で、園内5ヵ所、京王れーるランド2ヵ所のスタンプを集めると記念品がもらえる。
■ 住所:東京都日野市程久保7-1-1
■ 電話:042-591-1611 ■ アクセス:多摩動物公園駅下車すぐ ■ 営業時間・休日:9:30~17:00(入園は16:00まで)・水曜日(祝日、都民の日の場合は翌日)、12/29~1/1 ■ URL:http://www.tokyo-zoo.net/ |





子連れファミリーの定番スポットといえば「動物園」。でも、漫然と動物を見物することに単調さを感じたり、やたら歩いて疲れきったりすることはありませんか。そこで今回は、動物園を賢く上手に楽しむテクニックを、自身もママである「多摩動物公園」スタッフの片田菜美さんにお聞きしました。
それから、現在は3月5日に誕生したチーターの赤ちゃんを一般公開しています。動物園で動物の赤ちゃんが誕生するのは、実はとても貴重なこと。特にチーターは16年ぶりの赤ちゃん誕生なので必見です。動物の赤ちゃんの一般公開情報はHPに掲載しますので、随時チェックしてください。
ペリカンは、飼育係がアジを投げてあげるのですが、その息の合ったかけあいがとてもリズミカル。大きな口をぱかっと開けて食べる様子や、くちばしの袋にアジが入って膨らむ様子はインパクトがあり、子どもにも大人気です。それから、キリンは葉のついた枝を飼育係が持ってあげるので、かなり間近で顔を見ることができます。「まつげが長いなぁ」「きりんの舌って細長くて黒いね」など、皆さんそれぞれに新鮮な感想をもたれるようです。
まずは、お子さんの好きな動物など見たい動物をピックアップ。そして、その動物の近くにいる「エサ時間」が見られる動物を組み合わせるといいでしょう。見る動物が決まったら園内マップに印をつけて、効率良く回れるコースを作ります。大まかなタイムスケジュールも立てておくといいですね。特に「エサ時間」は決まっているので考慮して。また、小さいお子さんがいる場合は授乳室の場所も確認しましょう。食事をする場所も確保しておきたいもの。ただし、本園は食事がとれる店は4ヵ所のみ。その代わりレジャーシートを広げられる場所は多いので、家族連れにはお弁当持参がおすすめです。
1958年5月5日に開園、今年で50年目を迎える。緑を生かした広々とした園内では、なるべく自然に近い状態で動物を飼育。5月1日には「アジアの沼地」が完成。カワウソや水牛、インドサイなど水辺に暮らす動物が見られるほか、コウノトリやシギなど約10種類の鳥が自由に飛び回る「ウォークインバードゲージ」の中を通り抜けることができる。5月10日から6月1日までの土・日曜にはスタンプラリーを開催。毎日先着2000名様限定で、園内5ヵ所、京王れーるランド2ヵ所のスタンプを集めると記念品がもらえる。
